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歌舞伎俳優の松本幸四郎(52)が18日、都内で行われた「鬼平犯科帳 血闘」取材会に登場した。
歌舞伎座「七月大歌舞伎」(7月5日〜26日)夜の部で、池波正太郎氏原作の「鬼平犯科帳」を幸四郎主演で上演。
同作は1969年に祖父・初代松本白鸚(当時 八代目松本幸四郎)主演で映像化。その後、89年から2016年まで長きにわたり二代目中村吉右衛門が“鬼平”こと長谷川平蔵を当たり役として演じた。
24年、幸四郎主演で新たに「鬼平犯科帳」が誕生。ドラマ、映画版が好評を博している。
幸四郎は「特別な作品で、特別な覚悟があった作品。歌舞伎化のお話をいただいて、すごくありがたいことだと、幸せなことだと感じた」と心境を告白。
今作は「二代目中村吉右衛門に捧ぐ」という表題がつけられており、「プレッシャー以外はないけど、自分の気持ちの持ち方としては、“今の鬼平は僕です”という思いで作っている」と胸を張った。