中国きょう連休突入 ブランド品&カニ人気 スーツケースの中身は?

スーパーJチャンネル

[2024/05/01 20:42]

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ゴールデンウィーク中の旅行をあえて控える「自宅派」が増えています。そのワケを聞きました。

■中国人観光客にブランド品&カニ人気

高級ブランドショップで飛び交う中国語。円安が進むなか、中国人観光客の購買意欲が高まっています。

中国からの観光客
「高いものを買います。今買えば割安ですから。気に入ったものがあれば買います」
中国からの観光客
「最初はそんなに買おうと思いませんでしたが、実際に見ると本当に割安と感じて
買いたくなります。1万元〜2万元(約22万円〜44万円)は使う予定です」

中国では、1日から、「労働節」がスタート。中国版のゴールデンウィークで、1日から5日まで5連休です。

(冨坂範明記者報告)
「労働節の連休ということで、 日本行きのカウンターには長い行列ができています」

中国メディアは、大手旅行サイトの調査として連休中の旅行先は日本がトップと報じています。

日本への観光客
「円安に注目しているから行きます。食べたり、泊まったり、買い物したり、安い方が良いですから」
日本への観光客
「日本の方が安かったから、国内で買いたいものを日本で買います」

日本でブランド品を“爆買い”。

中国のSNSから
「最近、日本円がすごく安くなって、高いブランド品を買うのがものすごくお得だわ」

高級ブランド「ルイ・ヴィトン」の商品を買い込んで、その様子をSNSに投稿する人も。

中国人客の目当ては、他にも…。日本が世界に誇る海鮮グルメです。なかでも、一番の人気は、カニ!

銀座で2月にオープンしたばかりのビュッフェレストラン。
労働節の連休を含め、8日間の日本旅行を楽しむ中国人家族は、タラバガニをとる手が止まりません。予約は毎日400人ほどで、100人以上が中国人客だといいます。

中国からの旅行客
「子どもたちは海鮮料理が好きなんです」
「たべるのがすき!カニの足!」
「カニの足が好きです。種類が多いですね。円安のおかげで同じ旅行でも費用は少なくて済みます」

円安の恩恵を受け、幸せな家族旅行に。
2020年の最も高い時期には、1元=14円台だった為替レートが、1日は1元=22円に近い水準となっています。

海鮮ブッフェダイニング 銀座八芳 陳強店長
「みんな満足していただいている。口コミで上海から飛行機に乗ってここまで食べに来た客もいる。帰国した後、仲間に自慢できるようになればうれしい」

■“爆買い”スーツケース3つ 中身は?

こちらは大きなスーツケースを持って移動する中国人旅行客。
スーツケース3つとダンボールがいっぱいになるほど、日本で“爆買い”したといいます。

中国から日本旅行 リーさん
「(Q.スーツケースは日本で買った?)友人が教えてくれた店で買いました」

日本で買い足したスーツケースの中には、意外なものがぎっしりと入っていました。

中国から日本旅行 リーさん
「たくさん本を買った。この本は日本で有名、みんなが知っている。これは映画『戦場のメリークリスマス』。非常に優秀な音楽家、坂本龍一は中国でも人気で、みんなが好き」

中国で音楽関係の仕事をしているというリーさんは、日本で楽譜などの教材を大量に購入。

中国から日本旅行 リーさん
「芸術に国境はない。芸術を通じて心の交流ができ、たくさんの障害や困難を乗り越えることもできると思う。だから学んで感じ取る。日本にはこのような素晴らしい資料がたくさんあって、人々にシェアすることができる」

■あえて外出しない…「GW自宅派」増加

中国人観光客が日本旅行を満喫する一方で、国内では、ゴールデンウィークにあえて外出しない“自宅派”が増えています。

明治安田生命のアンケートでは、「連休を自宅で過ごす」と答えた人が半数近くに及んでいます。“自宅派”の人は、物価高や円安などの影響で、旅行を控えているケースもあると見ています。

ゴールデンウィークを自宅で過ごす人は何をしているのか?街の人に話を聞きます。

GWを自宅で過ごす(60代)
「年休を取ったので10連休。家で好きな動画、テレビドラマ見たり、撮りためたのを消費したり」
GWを自宅で過ごす(40代)
「息子が餃子を作ってくれた。おうちで餃子パーティー」
「(Q.この餃子は?)息子が一緒に包んでくれて、おうち飲み。(餃子を)キムチや食べるラー油で」
「(Q.こういうGWの過ごし方は)楽しめているので、混雑もなく楽しい」
GWを自宅で過ごす(20代)
「自宅で過ごすと家事や片付け“断捨離”をしてすっきりしたい、ひとつの達成感。料理を母から花嫁修業みたいな感じで、料理が得意ではないので、手取り足取り教えてもらって。ちょっとけんかして『こうでしょう、ああでしょう』と言い合いになるけど、それもいい思い出かなと」

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