子ども3人以上で大学無償化 第1子就職で支援対象外に…“理想の数”2.25人も現実は

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[2023/12/14 19:09]

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政府が3人以上の子どもがいる世帯について大学の授業料などを無償化する方針を示しました。 しかし、無償化には条件がありました。

■「こども未来戦略」案を公表

岸田総理は、3人以上の子どもがいる多子世帯について、2025年度から、大学など高等教育機関の授業料や入学金を所得制限を設けず無償化する方針を示しました。

支援の上限は、国公立大学の場合、授業料約54万円、入学金約28万円。 私立大学の場合、授業料約70万円、入学金約26万円です。

■第1子が扶養から外れると対象外に

ただし、扶養の子どもが3人以上いることが条件のため、例えば3人きょうだいの場合、第1子が大学などに進学すると支援の対象になりますが、第1子が社会人となり扶養から外れると、第2子と第3子は支援対象外になります。

■『子どもの数』の理想と現実

こうした政策は、少子化対策となるのでしょうか?
夫婦が考える『理想の子どもの数』の平均は、2.25人ですが、現実では『2人以上の子どもがいる世帯』は、30年で半分ほどに減少しています。

『理想の子どもの数を持たない理由』として、52.6%が、「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」と回答しています。

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