夏に向けて要注意 “トコジラミ” どれくらい身近に?東京で100人超にアンケート
[2024/03/29 19:27]
別名“ナンキンムシ”と呼ばれ、ニュースやSNSで度々話題になるトコジラミ。
実際に刺された経験のある人はどれくらいいるのか?
“おばあちゃんの原宿” 巣鴨 “若者の街” 原宿 “サラリーマンの街” 新橋の3カ所で
合計103人を対象に調査を実施しました。
(テレビ朝日報道局 今井友理)
まずは巣鴨。
34人中34人全員が『刺されてない』と回答。
「最近ニュースで聞くよね」とほとんどの人がトコジラミを知っていましたが、
「目に見えるの?」など、実際どういう虫かはあまり知られていませんでした。
“ナンキンムシ”というと「あー、昔聞いたことあるよね」という人も。
続いて原宿。
34人全員が『刺されてない』と回答。
トコジラミ自体「知らないです」という人がいる一方で、
「韓国で多かったやつ」「めっちゃ痒くなるやつですよね」などの声もありました。
最後は新橋。
35人全員が『刺されてない』と回答。
「ナンキンムシですよね」などトコジラミを知ってはいるものの、
「本当にいるのかなと思っている」という声もありました。
巣鴨、原宿、新橋の合計103人全員が『刺されてない』と回答。
では、知り合いが「トコジラミを見た」または「トコジラミに刺された」という人は
いるのか。さらに詳しく聞いてみました。
次のページは
■周囲で刺された人は…「痒くて転げまわった」■周囲で刺された人は…「痒くて転げまわった」
「知り合いが、(去年)関西に旅行に行ったときに泊まったホテルで刺された。痒くて痒くて転げまわったと聞いた」
「友人が(1カ月前に)海外に行って そのまま連れて帰ってきちゃったみたいで
業者さんを入れて退治した」
他にも…
「(友人が通販サイトで買ったものに)トコジラミがついてた」
「(友人の)家が観光地の近くなので、結構外国の方が良く来てて、
それで電車の座席に座って刺された」
「(友人が)外国で安い宿に泊まって刺された。かゆみがぶわっと広がったと聞いた」
調査では刺された人が0人だったトコジラミ。
実際のデータではどれだけ身近に近づいてきているのでしょうか?
■調査では0件も、実際のデータは…
トコジラミの相談件数は年々増加傾向にあり、2023年に寄せられた相談は350件でした。
2021年からは9割ほど、2022年からは4割ほど増えています。
少しずつトコジラミの足音は近づいているようです。
ではトコジラミの活動はいつ活発になるのでしょうか?
実は夏を中心に活動が活発になるトコジラミ。
2023年までのトコジラミ相談件数を月別で見ても
2月から相談件数が増え始め、8月にピークを迎えていることがわかります。
これから暖かくなるにつれて、トコジラミが増加していくことが予想されるため
注意が必要です。