“昭和レトロ”全焼ゲーセン救え 客が支援金860万円集まる…コロナ禍から復活も悲劇

グッド!モーニング

[2024/04/24 10:40]

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 昭和の香りが漂うゲームセンターが、火事で全焼しました。店舗の復活を目指し、ファンや常連客が動き出しました。

■2度目のクラファン開始 860万円超の支援金

 時代とは逆行するように、1980年代から90年代の古いゲームで店内を彩っているのは、青森県にある「レトロゲーム秘密基地」です。

レトロにこだわったゲームセンター

 2019年にオープンしましたが、新型コロナの影響で一度は閉店。その後、クラウドファンディングなどで資金を集めおよそ1年前に新店舗で経営を再開した、とことんレトロにこだわったゲームセンターです。

店主「一番楽しかった時代が80年代後半〜90年代前半」
レトロゲーム秘密基地
店主 鳥居秀憲さん(52)

「自分にとって一番楽しかった時代が、80年代後半〜90年代前半くらい。やっぱり作るんだったら、その時代の一番楽しかったころの雰囲気を作りたい」
復活も悲劇…ゲームセンター全焼

 しかし、今年2月、店と隣接する建物から出火。その火が燃え移り、ゲームセンターは全焼。県外からの客も増え始めていた矢先の悲劇でした。

店主「楽しかったころを懐かしむ」
鳥居さん
「もう店の再建自体は無理だなと、一番思っていたのが自分だった。本当にいろんな人が支援してくれて、ゲーム機も提供してくれて『楽しかったころを懐かしむ』というのは、自分たちが生きている間だけの文化。生きている間だけでも、大事にしたいなと思っています」
2度目のクラファン開始、860万円超の支援金

 常連客たちの協力もあり、20日から2度目のクラウドファンディングを開始。目標金額は1000万円で、すでに860万円を超える支援金が集まっています。

支援者「またかつてのような輝きを」

 4万円の支援をしたという男性は、「レトロゲームを扱うゲームセンターは年々少なくなってきていて。だからこそ、今回火事で燃えてしまったのは、非常に残念なことではありますが、またかつてのような輝きを取り戻していただけるよう応援しています」と話していました。

(「グッド!モーニング」2024年4月24日放送分より)

  • 店内彩る1980〜90年代のレトロゲーム
  • レトロにこだわったゲームセンター
  • 店主「一番楽しかった時代が80年代後半〜90年代前半」
  • 復活も悲劇…ゲームセンター全焼
  • 店主「楽しかったころを懐かしむ」
  • 2度目のクラファン開始、860万円超の支援金
  • 支援者「またかつてのような輝きを」

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