社会

2024年8月8日 17:37

【随時更新中】南海トラフ 初の「巨大地震注意」を発表 宮崎で震度6弱 M7.1

2024年8月8日 17:37

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■津波注意報 全て解除(8日22時00分)

午後4時43分頃、最大震度6弱を観測する地震が発生しました。震源は日向灘、震源の深さは30キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.1と推定されています。宮崎県と高知県、種子島・屋久島地方、愛媛県と大分県の一部に津波注意報が出ましたが、午後10時に全て解除されました。なお、引き続き海面の変動に注意が必要です。
これまでに宮崎港で午後5時14分と午後7時18分に50センチの津波を観測したほか、宮崎県の日南市油津で午後5時23分に40センチ、高知県の土佐清水で午後5時46分に30センチ、鹿児島県の志布志港で午後5時25分に20センチ、鹿児島県の南大隅町大泊で午後5時48分に20センチ、鹿児島県の種子島熊野で午後6時23分に20センチ、宮崎県の日向市細島で午後7時7分に20センチ、高知県の室戸市室戸岬で午後5時42分に10センチの津波を観測しました。

■岸田総理「地震への備えの再確認を」(8日21時5分)

宮崎県で震度6弱を観測した地震をめぐって「巨大地震注意」が発表されたことを受け岸田総理大臣は「地震への備えの再確認と速やかな避難の準備」を呼びかけました。
岸田総理大臣「国民の皆様におかれましては政府から発信する情報をよく確認していただき、日ごろからの地震への備えの再確認と地震が発生したらすぐに避難できる準備を行っていただきたいと思います」
そのうえで巨大地震注意の発表による混乱をさけるため「偽情報の拡散などは絶対に行わないようにしてほしい」と強調しました。

■地震でイオンモール宮崎が臨時休業(8日20時42分)

地震の影響で、午後8時現在、宮崎市のイオンモール宮崎はきょうの営業が臨時休業となりました。人的被害はないとのことですが安全確認のために臨時休業にしたということです。あすの営業については現時点では未定としています。

■林官房長官「情報の正確な発信に努める」(8日20時30分)

宮崎県で震度6弱を観測した地震で林官房長官は2回目の会見を開き、気象庁が「巨大地震注意」を発表したとして「情報の正確な発信に努める」と強調しました。
林長官は、人的被害について8日午後6時の時点で負傷者が3人いると明らかにしたうえで引き続き、関係省庁で被害情報の確認中だと述べました。
また、原子力施設について異常の報告はなく、被災自治体からの自衛隊の災害派遣要請についても「現時点ではない」と説明しました。
今後の対応については「災害対策本部」の開催の予定はないとして松村防災担当大臣のもとで体制強化について検討すると述べました。

■ヤマト運輸 宮崎・鹿児島・大分で配送に遅れ生じる可能性(8日19時30分)

宅配最大手のヤマト運輸によりますと、全国から宮崎県、鹿児島県、大分県あての荷物、もしくはこの3県から全国あての荷物を届けるのに遅れが生じる可能性があるということです。

■宮崎県・都城市で女性が転倒し怪我(8日19時26分)

震度5強を観測した宮崎県都城市によりますと、市内に住む80代の女性が転倒して、軽傷を負ったということです。市の担当者によりますと、「最近は体感したことないくらい激しい揺れ」「もともとそんなに地震が多い地域ではないので、びっくりした」SNSなどを利用し、市民に地震に関する情報を発信する対応をとっているということです。

■宮崎空港で運航再開(8日19時18分)

宮崎県で最大深度6弱などを観測した地震の影響で、宮崎空港で航空機の離発着が一時行えない状況でしたが、運航が再開されました。

■気象庁 南海トラフ 初の「巨大地震注意」を発表(8日19時16分)

気象庁は、南海トラフ巨大地震の震源域で、新たな大地震が発生する恐れがやや高まったとする「巨大地震注意」を発表しました。
宮崎県で最大震度6弱を観測したマグニチュード7.1の地震を受けて、気象庁は、専門家を集めて新たな南海トラフ巨大地震が発生する可能性について検討していました。
その結果、専門家からなる評価検討会は、今回の地震は南海トラフ地震の想定震源域内における陸のプレートとフィリピン海プレートの境界の一部がずれ動いたことによるものと評価しました。
そして、南海トラフ沿いの震源域で新たな大地震が発生する恐れが相対的に高まったとする検討結果をまとめました。
過去の事例でマグニチュード7.0以上の地震が発生した後に同じ領域でマグニチュード8クラスの地震が7日以内に発生する頻度は、数百回に1回程度になるということです。
また、南海トラフ地震は多様性があり、震源域は今回の地震の周辺だけにとどまる場合もあれば、南海トラフ全域に及ぶ場合も考えられます。
最大規模の地震が発生した場合は関東地方から九州地方にかけての広い範囲で強い揺れや、高い津波が想定されます。
被害が想定される地域の人は地震への備えを再確認するなど警戒のレベルを上げてください。
具体的には、家族の連絡手段や集合場所を確認したり非常持ち出し袋などを用意したりして、すぐに避難できる準備をしてください。
津波が襲ってきた時、安全な場所に確実に避難することができない地域に住んでいる人は親戚や知人の家などに自主避難することを検討してください。

■宮崎県内で水道管破裂や閉じ込めも(8日18時55分)

震度6弱を観測した宮崎県日南市によりますと、水道管の破裂が確認され、職員が対応中です。市内全域で水道水に濁りが出ていて、飲み水などに使わないように呼びかけています。けが人などについては情報を収集しているということです。
震度5強を観測した宮崎市の消防によりますと、エレベーターの中に人が閉じ込められている情報が1件あるとして対応中です。
宮崎市の危機管理課は「いきなりドーンという横揺れから始まって30秒以上は続いた」「棚のものが倒れてファイルが倒れた」と話しています。
また、宮崎市内のカフェに勤める女性は、「1階にいたが、初めて経験するような揺れで、終わりそうで終わらない。
初めての経験だった」「近くのスーパーでは品物が倒れているお店もあって、一時的にお店を閉めているところもある」と話しています。

■インフラ情報 携帯電話各社 障害なし(8日18時49分)

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルとも障害などの影響は無いということです。NTT東日本とNTT西日本は、災害用伝言ダイヤル「171」の運用を始めています。

■インフラ情報 宮崎県日南市で停電60戸(8日18時49分) 

九州電力によりますと、宮崎県日南市でおよそ60戸の停電が発生しています。
四国電力は、いまのところ設備の被害や停電などの情報は入っていないとしています。各原発への異常も確認されていません。
宮崎市の都市ガス事業者宮崎ガスも、被害の情報は今のところ無いとしています。

■全日空 宮崎空港で発着見通し立たず(8日18時36分)

全日空によりますと、午後6時時点で、宮崎県などでの地震の影響により、3便が欠航し、およそ320人に影響が出たということです。
また、宮崎空港に着陸予定だった1便が行き先を変更し福岡空港に着陸したということです。宮崎空港では施設の安全性を確認しているため、発着の見通しが立っていないということです。最新の運航状況は、ホームページの「発着案内」での確認を呼び掛けています。

■岸田総理大臣 「命を守る行動を」(8日18時07分)

岸田総理大臣は「現在、被害情報を収集している」とした上で「引き続き強い揺れに注意し命を守る行動をお願いする」と呼びかけました。
地震が発生した時に総理官邸でデジタル行財政改革に関する会議に出席していた岸田総理大臣は、今回の地震を受けて、関係省庁に対し国民に対する情報提供や被害防止措置の徹底、被害状況の早急な把握などを指示したと説明しました。
その上で、現在、被害情報を収集中だとし、引き続き強い揺れなどに注意するよう呼びかけました。

■警察庁 SNSにうその書き込みをしないよう呼びかけ(8日17時56分)

警察庁は警備局長をトップとする災害警備本部を設置しました。
現在、地震のあった宮崎、鹿児島、大分県などの警察を通じて、被害情報の収集にあたっています。
また、警察庁は元日の能登半島地震で警察の活動を著しく妨げたうその救助要請などのSNSへの書き込み対策について、取り組みを始めたばかりですが、こうした書き込みを行わないように呼びかけています。

■川内原発は「異常なし」林官房長官が臨時会見(8日17時56分)

林官房長官が臨時の記者会見を行いました。
鹿児島県の川内原発などの原子力施設について「異常があったという報告はない」と 説明しました。林長官によりますと地震による人的・物的被害については確認中だということです。そのうえで警察、消防、自衛隊、海上保安庁を中心に救命救助活動を最優先に災害応急対策に総力を挙げて取り組んでいると強調しました。また、揺れが強かった地域の住民に対し自治体の避難情報やテレビ、ラジオ、インターネットなどの情報にも注意して行動するよう呼びかけました。

■川内原発の影響確認中 宮崎県内停電なし(8日17時16分)

九州電力によりますと鹿児島県の川内原発では地震による被害は確認されていないということです。
また宮崎県内では午後5時現在、停電は確認されていませんが九州電力は被害の有無を調べています。

■岸田総理が関係省庁に指示(8日17時20分)

岸田総理大臣は関係省庁に対し3点について総理指示を出しました。 「国民に対し津波や避難に関する情報提供を適時的確に行い、住民避難等の被害防止の措置を徹底すること」 「早急に被害状況を把握すること」 「地方自治体とも緊密に連携し、政府一体となって被災者の救命・救助等の災害応急対策に全力で取り組むこと」 の3点を指示しています。

■川内原発に被害確認なし(8日17時18分)

九州電力によりますと鹿児島県の川内原発では地震による被害は確認されていないということです。また宮崎県内では午後5時現在、停電は確認されていませんが、九州電力は被害の有無を調べています。

■政府 総理官邸に対策室を設置(8日17時10分)

政府は午後4時44分、総理官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置しました。被害の状況などについて情報収集に当たります。また、自衛隊の動きですが、午後4時57分に福岡県の築城(ついき)基地からF-2(エフ・ツー)戦闘機、2機が離陸しました。被災した地域に向かい上空から情報収集を行う予定です。

■気象庁 「南海トラフ地震臨時情報」の「調査中」を発表(8日17時6分)

気象庁は日向灘での地震に伴い「南海トラフ地震臨時情報」の「調査中」を発表しました。今回発生した地震と南海トラフ地震との関連性についての調査を開始しました。この後午後5時半から南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を開催します。

■宮崎県南部で震度6弱 宮崎・鹿児島に津波注意報(8日16時52分)

午後4時43分頃、最大震度6弱を観測する地震が発生しました。 震源は日向灘、震源の深さは30キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.1と推定されています。宮崎県と高知県、種子島・屋久島地方に津波注意報が出ています。震度6弱が日南市、震度5強が宮崎市、都城市、串間市、大崎町、震度5弱が小林市などとなっています。