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侍ジャパン前監督の栗山英樹氏が15日、大谷翔平選手の母校である花巻東高校での講演後に大谷のドジャース入団について取材に応じた。
取材冒頭、少し天を仰いだ栗山氏。その後「まさかこの花巻で見るとは思わなかった」と驚きを口にした。
そして「大きな壁をたくさん乗り越えて元気で会見してくれているのはすごい嬉しかった」と“愛弟子”の晴れ舞台に目を細めた。
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■「表情見てもらって良かった」珍しく素が見えた愛犬の話題■「表情見てもらって良かった」珍しく素が見えた愛犬の話題
入団会見の中で一番印象に残ったシーンを聞かれると、話題の大谷の愛犬の名前「デコピン」と答え報道陣の笑いを誘った。愛犬について話す大谷の表情について「本質はああいう選手」と“素”の部分が見て取れたと話し、「ああいう穏やかな表情っていうのは皆さん見る機会が少ない。そういう表情を見てもらって本当に良かった」と語った。
そして栗山氏は「ここからが本当のスタート」と述べ、「ここまできたら自分の好きな野球ができるはずなんで、自分の思った通り、周りに関係なくチームを勝たせるために、本当の意味で集中して野球ができると思うんでそれがどういう姿なのか本当に楽しみにしています」とエールを送った。
■投打「2つが本質」 打者専念に懸念も「乗り越えて」
入団会見の中で「開幕に十分間に合う」と述べた大谷だったが、栗山氏は「どちらかというと1つのことをやる時というのは、逆に2つが本質なのでそこに集中するというと逆に彼にとって難しさは存在する」と話した。大谷にとってはあくまで本質は“投打二刀流”であり、打者に専念することはまた別の難しさがあると語りました。しかしそういった困難も「すべて乗り越えて、活躍してほしい」と期待を寄せた。
栗山氏は取材の最後に「元気で野球を楽しんでください」とメッセージを送った。