大谷翔平選手の伝説のスピーチが再び、アメリカで脚光を浴びています。
「憧れるのはやめましょう。僕らはきょう超えるためにトップになるために来たのできょう1日だけは彼らへの憧れを捨てて勝つことだけ考えて行きましょう」
WBC決勝のアメリカ戦前、この名言でチームを鼓舞し、日本を14年ぶりの優勝に導いた大谷翔平選手。
流行語にもノミネートされたこの名セリフを、移籍したドジャースファン向けのアメリカメディア「ドジャース・ネーション」がこの様子をSNSに投稿しました。
「彼のスピーチは本当に素晴らしく納得できます」
「また地区シリーズを最速で勝ち抜くのが楽しみ」
開幕までまだ2カ月以上。
それでも大谷選手が、ドジャースを世界一へと導く期待は高まり続けています。
その大谷選手、メジャーリーグのルールを変えたことでも話題となりましたが、今度は巨額の“大谷マネー”を巡ってカリフォルニア州の法律をも変えるかもしれないのです。
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■地元当局 “大谷マネー”巡り法改正要求■地元当局 “大谷マネー”巡り法改正要求
10年総額7億ドル、日本円で約1015億円という超大型契約でドジャースに入団した大谷翔平選手。
また、その97%に当たる約986億円は、11年目以降の後払いという異例の契約でも話題となりました。
すると、これにドジャースが本拠地を置く、カリフォルニア州の会計監査官が待ったをかけたのです。
「大谷が年間200万ドル(約3億円)受け取り、残りを約10年にわたり後払いにできる形になっていて、彼が日本に帰ったら、後払いした額にかかるカリフォルニア州所得税の支払いを逃れることができます」
いまの法律のままだと、税の不平等が発生し高額納税者の大谷選手から徴収する税金が減ってしまうため、声明を出した会計監査官は、議会に法改正を求めました。
会計監査官は、まるで大谷選手の税金は、後払いでもがっちり頂きますと言わんばかりです。
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■“後払い”契約で142億円税収減か■“後払い”契約で142億円税収減か
アメリカ国内でも高い税率で知られるカリフォルニア州。
カリフォルニア雇用・経済センターの試算によると、大谷選手が11年目以降、カリフォルニア州を離れた場合、州は約142億円の税収を失う可能性があるといいます。
大谷選手といえば、2021年のオールスターゲームで史上初となる投打での出場を果たし、
MLBのルールを変えています。
ピッチャーとして出場した後に降板しても、バッターとして出場を続けることができるという「大谷ルール」です。
すると「大谷ルール」は翌シーズンから適用されました。
MLBを動かした大谷選手。
今度はカリフォルニア州の法律をも変えることになるのでしょうか。
(「スーパーJチャンネル」1月10日放送分より)