大谷翔平ドジャース契約 代理人が明かす舞台裏 エンゼルスが巨額後払い拒否?

[2023/12/19 13:00]

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 メジャーリーグ大谷翔平選手のドジャース契約の舞台裏を代理人のネズ・バレロ氏が明かし、エンゼルスのオーナーが巨額後払い契約を拒否していたことが分かりました。

■大谷移籍「エンゼルスの財政事情も影響か」

 ロサンゼルスの街に登場したのは、大谷翔平選手の壁画です。街の顔と言わんばかりの特大サイズ。ドジャースのユニフォーム姿でバットを持った大谷の後ろには、「SHO−TIME」の文字が踊ります。

 壁画の作者:「ワールドシリーズ優勝に導いて欲しいと願いを込めている」

大谷選手の代理人・バレロ氏

 日に日にドジャースファンの期待が高まるなか、大谷選手の代理人・バレロ氏がドジャース契約の舞台裏を明かしました。

 USAトゥデイによると、バレロ氏は「エンゼルスは大谷にとって6年間所属してきた特別な球団。最後の最後まで契約の可能性を残した」と述べたそうです。

 しかし、エンゼルスのアート・モレノオーナーが「大部分が後払い」という異例の契約を拒否したといいます。モレノオーナーは「球団として前例がないことを理由に挙げた」とのことです。

 MLBアナリストの古内義明氏は、それ以外にも球団の財政事情が関係していたのではと指摘します。

 古内氏:「一番大きかったのは、大谷の盟友であるマイク・トラウト(年俸約53億円)とレンドン(年俸約56億円)という選手に、エンゼルスは大きな年俸を払わなくちゃいけないという財政的な問題があったわけです」

■注目される山本投手の移籍先 一両日中にも決断か

山本投手の移籍先は?

 一方、移籍市場で大きな注目を集めているオリックスの山本由伸投手にも新たな動きがありました。

 古内氏:「ニューヨークメッツとニューヨークヤンキースに(山本側が)2回目の会合を持ち掛けたということなので。この2つの球団が現状、候補の最有力に挙がりながらも、一方で大谷選手がサプライズゲストとして登場したドジャースも候補に挙がっている。私としてはヤンキース、メッツ、ドジャースの3球団のどれかに決まると考える」

 山本投手とドジャースが交渉した際には、リクルーターとして同席していたという大谷選手。そんな2人は、国内で1度だけ対戦しています。6年前の2017年9月26日に行われた「オリックス×日本ハム」で、高卒1年目・山本投手の前に立ちはだかったのはメジャー挑戦直前の大谷選手でした。

 初回は三振に切ってとられた大谷選手でしたが、その後は、犠牲フライとセンター前ヒットを放ち、2打数1安打1打点という結果に。試合後、大谷選手はルーキーの山本投手を「今年対戦した投手で一番」と絶賛しました。

 そんな山本投手に「メッツは投手史上最高額となる500億円の超大型契約を提示している」という現地報道もあります。

 果たして、大谷選手と山本投手はドジャースで共闘するのか、それともライバルとして相まみえることになるのか。山本投手は早ければ、一両日中にも決断する可能性があります。

(「グッド!モーニング」2023年12月19日放送分より)

  • 「ワールドシリーズ優勝に導いて欲しい」 写真:AP/アフロ
  • 大谷の代理人・バレロ氏 写真:AP/アフロ
  • 山本の移籍先は? 写真:AP/アフロ

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