1
巨人宮崎キャンプ2日目となった2月2日はあいにくの天気となり、この日も室内練習場でのトレーニングを行った。そんな限られた環境の中でも大忙しだったのがルーキー勢。
朝7時30分、全体練習を前に早出練習に出てきた佐々木俊輔選手・泉口友汰選手の両新人。阿部慎之助監督にもそのスイングスピード・打球速度を賞賛されている佐々木はバッティング練習、守備に定評がある泉口は同じくショートを守る中山礼都選手や湯浅大選手らと守備練習に励み、時間をかけながらそれぞれの武器を磨く姿をみせた。
その後、全体練習の中で2人の前に待っていたのは”あの”練習。阿部監督が直々にティーの球上げを行い、膝あたりの低い球を連続して打つという、そのキツさあまり、昨秋のキャンプで話題になったものだ。
阿部監督が「下半身の強化」のために課しているこの練習、ルーキーたちは苦悶の表情を浮かべながら、なんとかやりきって見せた。
泉口は「下半身を使ってバッティングをするためだと思った。今までやってきたもの以上に厳しい」と練習後に語り、一方、佐々木は「ぶっ倒れるかと思った」と話すも、全体練習が終わった後の居残り練習にも参加。ルーキーながらセンターのレギュラー候補に上がる男は、このまま打撃で猛アピールを続けることができるのか、さらなる注目が集まる。