ドジャース包囲網 昨季のナ・リーグ王者強さのカギは“日本式野球” 古田敦也が直撃

サンデーLIVE

[2024/03/03 12:41]

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今シーズン、大型補強を行ったドジャース。大谷翔平選手(29)と山本由伸投手(25)が加入し、ワールドシリーズ制覇へ盤石な体制を整えました。

そのライバルが、去年ポストシーズンでドジャースを破ったナ・リーグ王者、ダイヤモンドバックスです。

昨季新人王・25本塁打&54盗塁 キャロル外野手(23)
「大谷が同地区とはクールでエキサイティングだ」
昨季17勝・オールスターで先発 ギャレン投手(28)
「たくさんお金を使って最高の選手を獲得しワールドシリーズを狙っている。大変だけど挑戦するのが楽しみだよ」
昨季ゴールドグラブ賞 モレノ捕手(24)
「ボールは丸いんだから何が起こるか分からない。だから全力を尽くすだけだね」

■古田敦也がナ・リーグ王者の監督を直撃

元ヤクルトでDバックスのロブロ監督(58)

指揮を執るロブロ監督(58)に、ヤクルト時代ともにプレーした古田敦也さんが直撃しました。

古田さん
「昨季ナ・リーグ優勝しましたが、チームはどんどん強くなっていく感じが実感としてありましたか?」
ロブロ監督
「成し遂げたことを誇りに思っているよ。ドジャース戦後の抱擁や祝福は格別だったね」

昨季ベンチ入りした選手の年俸が倍以上のドジャースに対して、ダイヤモンドバックスは3連勝で地区シリーズを突破します。

その第2戦に“ロブロ野球”の秘密がありました。1回、ランナーを1塁に置くと、すかさずセーフティバントでチャンスを広げ先制するなど、1試合4盗塁2犠打の小技を駆使して見せました。

ヤクルト時代のロブロ監督(当時34)
ロブロ監督
「アメリカではとにかくホームランを打とうとするんだ。私が日本に行った時、盗塁やバントの技術を学んだ。私は基礎的な野球が相手にプレッシャーを与えると理解し、それを大切にしているんだ。バントと盗塁はアメリカの野球界では失われた芸術だと感じていた。でも、それが我々の『ブランド』だ」

実際に昨シーズンは、メジャー最多の36犠打、メジャー2位の166盗塁を記録しました。

今年のキャンプでは…。

古田さん
「良いね!日本みたいだね」

メジャーでは異例とも言える、野手全員でのベースランニングを行っていました。

古田さん
「走塁コーチ含めて非常に積極的にやっていますし、日本よりも一生懸命やっているんじゃないかってくらいすごいね」

守備にも余念はありません。昨シーズンエラー数がメジャー最少のダイヤモンドバックス。レギュラー陣でも基礎のゴロ捕球を行っています。

■ロブロ監督「日本のプロ野球に近いチームだと広めたい」

そんな、日本式野球に立ちはだかるのが、ドジャースに新たに加わった2人の日本人です。

ドジャースとどのように戦っていく?
古田さん
「今年はドジャースに大谷、山本が加入したなか、どのように戦っていきますか?」
ロブロ監督
「大谷はすごい才能を持っている。彼は信じられないような選手だし、プレーをベンチで観ることができて光栄だよ」
「山本については古田に聞いた。今シーズン何度か対戦するだろうから彼のことを知りたいんだ。我々はできる限りの準備をして山本を苦しめたいね」
古田さん
「皆ドジャースが好きなのでダイヤモンドバックスが強いんだということを見せてほしいですよね」
「ドジャース戦は楽しみだ」と話すロブロ監督
ロブロ監督
「ダイヤモンドバックスが日本のプロ野球に近いチームだと日本のファンに広めたい。私がいた当時のヤクルトを参考にして、我々はより良いチームになったと思うよ。ドジャース戦は楽しみだ。準備しておくよ!」

(3月3日放送「サンデーLIVE!!」より)

  • 昨季のナ・リーグ王者ダイヤモンドバックス 写真:AP/アフロ
  • 元ヤクルトでDバックスのロブロ監督(58)
  • ヤクルト時代のロブロ監督(当時34)
  • ドジャースとどのように戦っていく?
  • 「ドジャース戦は楽しみだ」と話すロブロ監督

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