「若い時は勢いだけ」 バド・ホキコバペアが魅せる円熟の新武器“ハーフ&ハーフ”
報道ステーション
[2024/04/27 17:40]
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バドミントン日本代表が27日から始まる国別対抗戦に向けて中国に出発しました。パリオリンピックまで100日を切ったなか、注目されるのが男子ダブルスの保木卓朗選手(28)と小林優吾選手(28)の“ホキコバペア”です。二人がつかんだ新たな武器とは?
■いい意味で手を抜いて…相手を惑わす
パリオリンピックに向けて、エールを送りたいのは…バドミントン保木・小林のホキコバペア。日本人では初となる、男子ダブルスで世界バドミントン・金メダルを獲得しました。
ホキコバペアのエールポイントは、ハーフ&ハーフです。
保木選手
「力の加減が半分ぐらいで打つっていうところが一つのハーフと、距離もシャトルが落ちる着地地点が、普通のスマッシュよりかはもっと前で落ちる。いい意味の手抜きショット」
「力の加減が半分ぐらいで打つっていうところが一つのハーフと、距離もシャトルが落ちる着地地点が、普通のスマッシュよりかはもっと前で落ちる。いい意味の手抜きショット」
元々、2人の最大の持ち味といえば、スピーディーで力強いスマッシュでした。
一方、パリオリンピックに向けて強化してきたのは、速度も距離もスマッシュの半分だという、ハーフ&ハーフ。一体、どんな狙いがあるのでしょうか?
小林選手
「イメージで言うと野球のストレートとチェンジアップっていう。相手は速い球が来ると待ってるなかで遅いから、タイミング合わずにレシーブのミスを誘えたり、レシーブのクオリティーを下げる意味がある」
「イメージで言うと野球のストレートとチェンジアップっていう。相手は速い球が来ると待ってるなかで遅いから、タイミング合わずにレシーブのミスを誘えたり、レシーブのクオリティーを下げる意味がある」
2人のスマッシュを警戒し、後ろに下がる相手選手。ここで、ホキコバペアがハーフ&ハーフを打つと、相手は一歩が遅れ、甘いレシーブに。そこを、持ち味のスマッシュ!
最大の武器の前にハーフ&ハーフを入れることで、攻撃を有利に運べるんです。
相手目線で見てみると、打ち方の違いは、全く分かりません。スマッシュが来ると思いきや、ハーフ&ハーフ!相手はまんまとだまされてしまうんです。
保木選手
「若い時は勢いだけっていうか、スマッシュ、アタック、アタックって気持ちでやってきたんですけど、いい意味で力を抜く。手を抜くってショットにもなってると思うので」
「若い時は勢いだけっていうか、スマッシュ、アタック、アタックって気持ちでやってきたんですけど、いい意味で力を抜く。手を抜くってショットにもなってると思うので」
小林選手
「フルで打つとこは打って色んなところでプレッシャーを相手に与えたいなってところで、それがいい感じではまりましたね」
「フルで打つとこは打って色んなところでプレッシャーを相手に与えたいなってところで、それがいい感じではまりましたね」
ホキコバペアにエールを!パリへ羽ばたけ!
(「報道ステーション」2024年4月25日放送分より)