日本時間9日にホワイトソックスとのオープン戦が行われました。ドジャースの投手コーチが大谷翔平選手（30）について注目発言をしました。
■大谷翔平 5試合連続安打は？
午前5時すぎから始まったホワイトソックス戦に、1番・指名打者で先発出場したドジャースの大谷選手。
第1打席、ツーボールワンストライクからの4球目、変化球が真ん中に入ってきましたがファウル。大谷選手もかなり悔しそうです。高めの釣り球にバットが出てしまい、この打席は三振に倒れます。
続く第2打席も三振。迎えた第3打席はワンナウト2塁1塁のチャンス。スリーボールワンストライク、バッティングカウント…しかし、ここはフォアボールで打たせてもらえず、大谷選手の連続試合安打は4でストップとなりました。
■大谷のブルペン再開はいつ？ チーム首脳陣が注目発言
一方、日本時間8日はオープン戦に出場しなかった大谷選手。この日は小雨に加え気温も低かったことから、室内練習場で調整しました。
これで大谷選手は、実に10日以上ブルペンでの投球練習を行わないことになりました。この理由について、ロバーツ監督は「バッターとして試合することが増えているので、リハビリを少し休ませ、ゆっくりさせようとしている」と、打者・大谷選手の調整を優先し、ブルペン投球は日本出発前まで行わないと明言しました。
当初は5月になる見通しだった大谷選手の二刀流復帰。およそ1年間、大谷選手のリハビリを見守ってきた、プライアー投手コーチも慎重な姿勢を示しました。
「5月復帰はすべてが計画通りにうまくいけば、というものだ。我々は二刀流の選手を指導した経験がない。とにかく慎重かつ、前向きに進めて、正しいアプローチを取るようにしている。あれ（左肩）は明らかに大きなけがだったし、大きな手術だった。彼が予想を上回るプレーをして、正直ここまでいい投球をしているのは本当に見事だ。ほとんどの人はあの手術から復帰するのに時間がかかる」
順調だった投手・大谷選手の調整について、ペースダウンを決断した首脳陣。
プライアー投手コーチは大谷選手のブルペン投球再開時期についても、「アメリカに戻ってから」とだけにとどめました。
■MLB公式サイトがリーグMVPの予想公表
そんな大谷選手について、MLB公式サイトは早くもリーグMVPの予想を公表。4度目のMVPに期待がかかる大谷選手は2位に選ばれました。
ちなみに1位に選ばれたのは、大谷選手を超える史上最高額でヤンキースからメッツに入団したフアン・ソト選手（26）。
昨シーズンの活躍そのままに、新天地でのオープン戦初打席でホームランを放つなど、順調な調整ぶりを見せています。
ただ、この予想についてアメリカのデータ会社がファンに向けてアンケートを実施。その結果、8日時点で7000以上の票が集まり、90％以上が「MVPは大谷」と投票しています。
次のページは
■佐々木朗希のスプリットは“えげつない”■佐々木朗希のスプリットは“えげつない”
日本時間8日、投球練習を行わず軽めの調整を行った山本由伸投手（26）と佐々木朗希投手（23）。
3度目のオープン戦で4回を投げた山本投手はこの日、ウォーミングアップの後、やり投げとキャッチボールで調整しました。
次の登板は日本時間11日のダイヤモンドバックス戦を予定しています。
一方、佐々木投手もキャッチボールなどで調整。肩を温めた後はマウンドからホームベースほどの距離でスプリットなどの変化球を投げ込みました。
練習中には、こんな場面も見られました。スプリットの変化量が大きく相手が後ろに逸らしてしまいます。このスプリットが現地メディアを騒がせているんです。
メジャー初登板となったレッズとのオープン戦。5回からマウンドに上がった佐々木投手は、5奪三振のうち4つはスプリットで三振を奪い、衝撃のデビューを果たしました。
現地メディアは、「ほとんどナックルのようだ」「彼の専売特許はえげつなかった」と反応。さらにMLB公式サイトでは、「回転数の少なさ」「とんでもない落差」「左右の変化」がすごいと分析しました。
佐々木投手の平均落差は、およそ1メートル9センチを記録し、昨シーズンのメジャーのどのスプリットよりも大きい落差でした。
この魔球を武器に佐々木投手はどんな活躍を見せるのか。次の登板は日本時間12日のガーディアンズ戦に先発予定です。
（「グッド！モーニング」2025年3月9日放送分より）