15日に行われた巨人対ドジャース。大谷翔平選手(30)の名前がコールされると、4万人を超えるファンからは大歓声が降り注ぎました。
日本でのプレーは2年ぶり。“本当に楽しみにしていた”という言葉の通り、大谷選手は笑顔で打席に向かいます。
対する巨人の先発は2年連続の開幕投手を務める戸郷翔征投手(24)です。
大観衆が固唾を飲んで見つめるなか、注目の第1打席ではストレートを2球見送って2ボール、バッティングカウントとなり迎えた3球目でした。甘く入ったストレートをフルスイングしますが捉えきれません。続く4球目で初めての変化球、スライダーを見送ってボール。そして5球目で再びフルスイング。その迫力に東京ドームもどよめきに包まれます。追い込まれた大谷選手、フルカウント…際どいコースでしたが見極めてフォアボール、戸郷投手も悔しそうです。
第2打席は3回、ドジャースが2点を先制してなおもランナー2塁のチャンスで大谷選手。その初球でした…ファンも大谷選手も打った瞬間誰もが確信した一打は美しい放物線を描いてライトスタンドへ。捉えたのはスライダー。第1打席でたった1球だけ見たボールを仕留めてみせました。これぞ大谷翔平、これぞまさに“一発回答”。
世界中のファンの期待にしっかりと応えた大谷選手には、テオスカー・ヘルナンデス選手(32)からの祝福の種シャワーが待っていました。
すると今度はテオスカー・ヘルナンデス選手が、大谷選手に負けず劣らずの豪快アーチ。この回一挙5点を奪ったドジャースがカブスとの開幕戦に向け弾みの1勝を挙げました。
「(Q.大谷選手のプレーについて)翔平はいつも期待に応えるし、期待を超えてくる。そして彼はまたやってのけた。そんな印象だよ」
「(Q.大谷選手の状態について)打撃面は問題ないと思う。非常に力強く、打球速度もいい。速球にも負けてないし、変化球にも対応できている」
「(Q.自身のホームランについて)いい角度で上がったので(バットの)先でしたけど、入るんじゃないかと思いました」
「(Q.日本でのプレーについて)これだけ入ってもらってエキシビションでしたけど、久々に帰ってきた感じがしたのでいい打席だった」
一方、ホームランを打たれた戸郷投手は試合後、こう話しました。
「いい高さにいっていましたけど、あれをホームランにする大谷さんのパワーもすごいなと改めて感じましたし、まだまだ研究が足りなかったと思いますし、すごくいい対戦になったと思います」
(「グッド!モーニング」2025年3月16日放送分より)