「令和のニュータウン」晴海フラッグ 1.8倍の価格で売買も 住民の生活は?

グッド!モーニング

[2024/04/09 12:19]

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 東京オリンピック・パラリンピックの選手村跡地につくられた晴海フラッグは「令和のニュータウン」とも言われ、注目されています。こうしたなか、「すでに1.8倍の値段で転売される部屋も出ている」と言われています。

■小学校の新入生250人! 商業施設もオープン

 東京・中央区の選手村跡地にできたマンション群の晴海フラッグ。すべてのマンションが完成すれば、およそ1万2000人が暮らすことになります。

 新たに完成したばかりの晴海西小学校には、ピカピカの新1年生が初登校しました。体育館に入場してくる新入生。その数、なんと250人に上ります。新しい生活への期待もいっぱいです。

小学校の新入生250人!
新入生
「(Q.何が楽しみ?)テストが楽しみ」
「楽しみ。勉強も楽しみ」
新入生の保護者
「新しい街なので、みんな同じスタートという感じで。安心して新しい生活始められるかなと思う」
「ららテラス HARUMI FLAG」

 先月、小学校の目の前には、スーパーやドラッグストアなど、およそ40店舗が入る商業施設「ららテラス HARUMI FLAG」がオープンしました。

晴海フラッグの住人
「お店がいっぱい入っているので、5分くらいで来られるので楽です」
「子どもが遊べるエリアがあったり、足湯があったり、盛りだくさんで楽しい」

■「終活」8000万円弱で購入した夫婦

8000万円弱で購入した夫婦

 番組が、2月に入居した夫婦を取材しました。大きな窓から海が一望できる部屋に住んでいたのは、新田さん夫婦です。

夫(71)
「(Q.部屋の一番の決め手は?)眺望じゃないですか。あとは金額」

 2019年ごろに申し込んだという部屋は2LDKでおよそ80平米、購入価格は8000万円弱だったといいます。


「終活みたいな(理由)もあります。(前の家は)仕事場兼だったので、仕事を辞めて」

「終活」

 クルーズ船に乗るのが好きなこともあって、船が見えるこの部屋に決めたということです。

■「中国系の海外の方が購入」売り出し価格1.8倍

最寄りの大江戸線・勝どき駅までの距離

 ただ、住人からは次のような声もあります。

住人
「ちょっと困るのが、地下鉄の駅まで歩くのに時間がかかる」
住民の交通手段

 最寄りの大江戸線・勝どき駅までは、歩いて15分以上と少し距離があります。そのため、住民はバス高速輸送システム「東京BRT」、都営バスを使って、新橋駅や東京駅に出ているといいます。

1.8倍の価格で売買される物件も

 一方、すでに売りに出されている物件もあります。

晴海フラッグの売買仲介
「FLAGSHIPS」谷貝亮代表取締役
「だいたい100件〜150件、中古不動産として売りに出されてる」

 晴海フラッグの売買で仲介などを行う不動産会社「FLAGSHIPS」によると、物件によっては、最大で1.8倍ほどの価格で売買されているといいます。

谷貝代表取締役
「30件〜50件ほどの部屋が、リセールマーケット(再販市場)で成約になっている。中国系の海外の方が積極的に購入に動いてる」

(「グッド!モーニング」2024年4月9日放送分より)

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