“バター”と“マーガリン”違いは味?価格?原料?“使い分け方”あります!
スーパーJチャンネル
[2024/05/14 20:35]
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なんとなく似ている「バター」と「マーガリン」。違いを理解して、使い分けられていますか?
■バターとマーガリンは「全くの別物」
ステーキやホタテのバター焼きなど、様々な料理にコクと風味をプラスしてくれるバター。朝のトーストに使うのも定番ですが、似ているものにマーガリンがありますよね。
バターとマーガリン、ふたつの違いは?
70代
「うーん…困っちゃうね、そういうの。あまり考えたことはない」
「うーん…困っちゃうね、そういうの。あまり考えたことはない」
60代
「はっきりは分からない。給食でもマーガリン出てたので、バターに対する憧れみたいなのがありました」
「はっきりは分からない。給食でもマーガリン出てたので、バターに対する憧れみたいなのがありました」
50代
「マーガリンの方が安い。なんとなく、バターの方が香りが良い」
「マーガリンの方が安い。なんとなく、バターの方が香りが良い」
今回、お話を聞いたのは、日本乳業協会生産技術部の高原光一さんです。
高原さん
「バターとマーガリンは、全くの別物なんです」
「バターとマーガリンは、全くの別物なんです」
全くの別物だという、バターとマーガリン。値段の差?原料の差?食感の差?ふたつの違いと、おすすめの使い分け方を教えてもらいました。
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■バターは「牛乳の乳脂肪分を固めたもの」■バターは「牛乳の乳脂肪分を固めたもの」
バターとマーガリン、それぞれの特徴は?
まずは、バターからです。
高原さん
「牛乳を乳脂肪分と脱脂乳分の2つに分けて、乳脂肪をかき混ぜて。そうすると、だんだん固まっていきます。最終的に水を抜いていくという形になります」
「牛乳を乳脂肪分と脱脂乳分の2つに分けて、乳脂肪をかき混ぜて。そうすると、だんだん固まっていきます。最終的に水を抜いていくという形になります」
牛乳の乳脂肪分を固めたものがバター。
バターは乳脂肪分が80%以上、水分が17%以下のものと決められています。
■マーガリンは「油脂が80%以上含まれているもの」
では、マーガリンは?
高原さん
「主にコーン油とか菜種油とか大豆油。こういうものを使って、作ることになっている」
「主にコーン油とか菜種油とか大豆油。こういうものを使って、作ることになっている」
マーガリンは、植物油に水や乳成分を加えたものを冷やし、固めて作られます。油脂が80%以上含まれているものが、マーガリンです。
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■違いを生かした「使い分けの方法」■違いを生かした「使い分けの方法」
よく似ているバターとマーガリン。原料の他に、溶けやすさにも違いがあるそうです。
溶けやすさの違いを生かした、使い分けの方法。高原さんのおすすめの使い分け方を教えてもらいました。
高原さん
「バターを冷蔵庫から出すと、硬いままになります」
「バターを冷蔵庫から出すと、硬いままになります」
バターは、今が旬のジャガイモに乗せたジャガバターやステーキなど加熱する料理に。
高原さん
「マーガリンは冷蔵庫から出すと、柔らかくすぐ塗れる」
「マーガリンは冷蔵庫から出すと、柔らかくすぐ塗れる」
マーガリンは柔らかくパンに塗りやすいことから、サンドイッチなど加熱しない料理に向いているとのことです。
50代
「なるほど。なるほどって感じですね。マーガリンも使ってみたいと思います」
「なるほど。なるほどって感じですね。マーガリンも使ってみたいと思います」
70代
「そうなんですか、知らなかった。それぞれの良さがあるんでしょうね」
「そうなんですか、知らなかった。それぞれの良さがあるんでしょうね」
■それぞれの“特徴”の違いも…
そして、味に関する特徴の違いも、高原さんに教えてもらいました。
ミルクの風味をしっかり味わえるバターに対して、マーガリンは色々な風味を加えやすいことが特徴で、メーカーごとにオリーブ風味やガーリック風味など、味を変えることも多いということです。