夕方の都内“台風並み”暴風雨 ラッシュ直撃 帰宅困難者も
グッド！モーニング
[2024/05/29 11:29]
関東では28日、夕方から深夜にかけて雨と風が強まり、帰宅時間帯を直撃しました。傘を差してもびしょ濡れになるような土砂降りで、混乱する人々を取材しました。
■都内でも…台風並みの風と雨
静岡県富士宮市です。28日午後7時を過ぎましたが、雨の止み間はほとんどありません。ずっと強い雨が降り続いています。今、風も強まっていて、風で雨が横に流されています。
路面を打ち付ける強い雨と、雨水を押し流す強い風。
列島各地を襲った活発な梅雨前線。夜には、関東でも猛威を振るいました。
28日午後8時すぎ、東京・中野坂上です。横殴りの雨になっていて、カッパも意味を成していません。雨が当たると痛いくらい、大粒の雨になっています。
東京都内では、壊れかけの傘を手に、家路を急ぐ人々の姿が見られました。あまりの強風から、傘を持つことをあきらめる人もいました。
「風が強くて、傘がうまく差せない。久しぶりにこんな暴風なので、ビックリしています」
「立ってるのがつらいくらい。（傘）ダメになっちゃった。開けてられないです」
都内では、最大瞬間風速27.6メートルを観測。台風並みの風と雨に見舞われました。
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■「ただごとではないなと」突然の爆発音と停電■「ただごとではないなと」突然の爆発音と停電
むき出しになったマンションの壁。東京・日野市では、強風の影響でマンションの外壁がはがれて落下しました。
幸い、けが人はいませんでしたが、これ以上被害が拡大しないように、消防庁が緑のシートをはり、応急措置を施しました。
「かなりすごい（落下）音がした。パーンパーンと。シートを張っている最中も、どんどん崩れていっていた」
渋谷スクランブル交差点付近では、何台もの消防車が出動する事態に。原因は、東急田園都市線のホームで、停車中の車両に起きたトラブルでした。
「席に腰かけたあたりで、ドカンという爆発音がありまして。なんだなんだと思って。そしたら、その直後に停電。ただごとではないなと」
突然の爆発音と停電により、周囲は騒然とした状態に。煙を見たという人もいます。
「発煙、煙が出ているアナウンスが駅員さんからあり。みんな立ち上がって、サッと（車両から）出ていった」
詳しい原因は分かっていませんが、東京メトロによりますと、電気系統の異常とみられるトラブルが発生。
鉄道会社が安全を確認した後、運転が再開されましたが、東急田園都市線と東京メトロ半蔵門線の全線で、一時、運転を見合わせる事態となりました。
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■舞浜から…4時間かけて都内へ■舞浜から…4時間かけて都内へ
東京ディズニーランドの最寄りの舞浜駅では、強風の影響でJR京葉線が運転見合わせとなり、帰宅困難者であふれていました。
タクシー待ちの行列は何重にも折り返されて先が見えず、疲れ果てて座り込む人が続出しました。
「この雨の中、電車混むかなと思って、早めに（ディズニーランドから）出てきた。今、途方に暮れています」
「止まったので、帰れません。結構、早めに出たのですが、（福島県に）帰れない」
「風やばいです。帰れないです、もう。ホテル泊まります」
新卒3人組は翌朝から新人研修があるため、必ず都内に戻らなければなりません。
日中は、一時晴れ間も見え、ディズニーランドを楽しむことができましたが、一転、夜は強風とダイヤの乱れに悩まされました。
「がんばろー！」
3人が選択したのは、隣駅までおよそ3.5キロの道のりを歩き、タクシーに乗って都内のホテルに向かうルート。
結局、ホテルに着いたのは、ディズニーランドを出たおよそ4時間後の29日午前1時。幸い、朝の研修には、間に合うということです。
「めちゃくちゃ疲れました。これからご飯食べて寝ます。おやすみなさい」
（「グッド！モーニング」2024年5月29日放送分より）
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