新たな防災情報 何が変わる?
大雨警報など、気象庁が発表する「防災気象情報」が大きく生まれ変わります。
主な変更ポイントをまとめました。
「レベル3大雨警報」のように5段階の数字がつき、一目で危険度が分かるようになります。
「危険警報」が新設され、警報や注意報の名称がレベルごとに統一されます。
全国に約400指定されている洪水予報河川において河川ごとに警報や注意報が発表されます。
最大のポイント レベル毎の行動目安が明確に
今回の変更における最大のポイントは、5段階の数字が警報の名称に含まれ、「何をすべきか」という警戒レベルの数字と結びつくことです。数字を見てどのような行動につなげればいいのか、レベルごとに確認していきましょう。
レベル1〜2 事前の確認や準備
レベル1:早期注意情報
レベル2 〇〇注意報
レベル3〜4 具体的な避難行動
レベル3 〇〇警報 【高齢者等避難】
レベル4 〇〇危険警報 【全員避難】
レベル5 〇〇特別警報
避難については、第6回の記事で詳しく解説します。
洪水警報から氾濫警報へ
今回の変更で「洪水警報」という警報がなくなります。洪水警報は市町村を対象に出される警報で、その区域に河川氾濫の危険性があるときに出されました。具体的にどの河川が危険なのかは示されていませんでした。今回の変更で、氾濫の危険度が高い河川を具体的に示して警戒を呼び掛ける「氾濫警報」が新設されます。氾濫警報については、第3回の記事で詳しく解説します。
警戒レベルがつかない警報もある
警報にレベルがつくということが新たな防災情報の重要なポイントとなりますが「暴風警報」「波浪警報」「大雪警報」などは、レベルなしで発表されます。
理由は避難を呼びかける指標ではなく「外出を控えることを主な目的」としているためです。
例えば暴風が吹き荒れている時は外に出る方が危険であり、頑丈な建物内にとどまる方が安全な場合が多くあります。もちろん、ビニールハウスなど壊れやすい物の近くにいる場合は速やかな避難が必要となるなど、状況に応じた判断が求められます。
警戒レベルがつかない警報や注意報について気象庁は、改めて検討し、議論を進めることが望ましいとしています。
第3回では「対象河川が明確に!新設される氾濫警報」として河川の情報を詳しく解説します。
テレビ朝日ウェザーセンター
気象予報士 佐藤 圭一