【全日本大学駅伝】和田正人が聞く! 駒澤 4連覇への意気込み 順天堂 エースの秘密

[2023/10/29 17:46]

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11月5日、大学日本一を決める全日本大学駅伝が行われる。
応援ナビゲーターを務めるのは俳優・和田正人
学生時代、日本大学の陸上部に所属、全日本大学駅伝や箱根駅伝にも出場経験がある和田が注目校を取材した。
(10月29日放送「サンデーLIVE!!」より)

まず和田が向かったのは、今大会、優勝候補の筆頭・駒澤大学
練習での走りを目にすると「キレッキレです」と確かな仕上がりを感じ取った。
駒澤大学は去年、全日本3連覇を果たすと、大学駅伝3冠(出雲、全日本、箱根)に輝いた。
その強さは今年も健在で、今月行われた出雲駅伝では6区間で1度もトップを譲らず大会新記録で圧勝した。
全日本4連覇へ、そして史上初の2年連続3冠を目指す。

駒澤大学キャプテンの鈴木芽吹(4年)に話を聞いた。
和田「自他ともに認める最強チームになっていると思うんですけど」
鈴木「スローガンの中に“史上最高への挑戦”って文字を入れた。3冠を達成するためには4連覇して後輩たちに記録を繋いでいきたい」

続いて和田は、日の丸を背負うスーパーランナーのもとへ。
「キレイだもん、フォームが美しい」思わず声を漏らしてしまうほどの美しい走りで登場したのは、順天堂大学のエースでキャプテン・三浦龍司(4年)。
三浦の活躍は大学駅伝だけにとどまらない。3000m障害の日本記録保持者でもあり、東京オリンピックでは日本人初の7位入賞を果たした。
陸上・世界最高峰の大会ダイヤモンドリーグファイナルでも去年は4位、今年は5位と結果を残している。

世界と戦うトップアスリート、三浦の原点にまつわるあるウワサを和田は聞きつけ確かめてみることにした。
和田「子供の頃ご両親とゴルフ場に行ってゴルフカートに乗れなくて、ずっと追っかけて走っていたというのは本当?」
三浦「はい、ほんとです。両親がゴルフ好きだったのでよく行っていました。ゴルフコースをずっと走ってました」
和田「スタート地点の1ホール目から最後まで?なんでカートに乗せてもらえないのかまずちょっとわかんなかった、乗れなかった?」
三浦「乗れなかったていうか「走ってけ」と言われた」
和田「その下地があるからこの脚力というか天性のバネが培われたということ?」
三浦「親はそう言ってますね(笑い)」
和田「今の三浦選手の走りに生かされているような、持久力もそうですけど柔軟性とバネ」
三浦「はいバネつきます」

跳ねるような美しい走りは、なんとゴルフ場で鍛えられたものだった。
さらに、三浦のバネを生かすための秘密が身体のある部分に。
それは柔らかい肩甲骨である。
服を脱ぎ、走るときの腕の振りを見せると三浦は「後ろへの可動域が広いかもしれない」と口にした。さらに「きついときに脚を動かそうと思って腕を動かすときに(脚に)大きくエネルギーが伝わる」と話した。
腕を後ろに大きく振ることで、推進力が生まれ三浦の真骨頂、猛烈なラストスパートにつながっていることが分かった。
それを見せつけたのが2020年の全日本大学駅伝。タスキを取り集団から抜け出すと一気にスパートをかける。大きく腕を振り、あっという間にスピードを上げ後続を置き去りにし、区間新記録(当時)で区間賞に輝いた。

最後に和田が三浦に意気込みを聞いた。
「ラストイヤーはもちろんなんですけどキャプテンとして、頼もしい先輩というか選手として走りもしたいですし、悔いを残さないっていうのも大事ですけど、ちょっと結果にもこだわっていきたいなと思います」

今年も、天性のバネと驚異的なラストスパートを武器に最後の全日本を駆け抜ける。

番組公式HP
第55回全日本大学駅伝|テレビ朝日(tv-asahi.co.jp)

  • 意気込みを語る駒澤・鈴木キャプテン
  • 世界で活躍する順天堂のエース
  • 俳優・和田正人が”ウワサ”に迫る
  • 天性のバネを生かす肩甲骨の柔軟性
  • ラストイヤー 伊勢路にかける思い

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