世界ラリー新シーズン開幕!ヒョンデのヌービルが4年ぶりラリーモンテカルロ制す

[2024/01/29 15:58]

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WRC世界ラリー選手権開幕戦モンテカルロ大会の最終日、前日DAY3で総合首位に立ったヒョンデのティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組が、最終日も猛追するトヨタ勢を寄せ付けず総合優勝を飾った。

世界ラリー2024新シーズン開幕!ヒョンデの
ヌービル(ベルギー)が4年ぶりラリーモンテカルロ制す!

1月28日(日)、WRC世界ラリー選手権開幕戦モンテカルロ大会の最終日、SS15、16、17の3ステージが行われ、前日DAY3で総合首位に立ったヒョンデのティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組(ヒョンデ)が、最終日も猛追するトヨタ勢を寄せ付けず総合優勝を飾った。4連覇を目指すトヨタは総合2位にオジエ、3位にエバンスが入る安定ぶり。次戦、雪のラリーとなるスウェーデン大会に昨季までの連覇王者・ロバンペラの参戦が決定し、さらに勢いがつくのか。

ラリー・モンテカルロ表彰台 (c)TOYOTA Gazoo Racing

最後まで激闘を続けたオジエが総合2位でフィニッシュ
エバンスは総合3位を、勝田は総合7位を獲得

DAY3でヌービルと3.3秒差の総合2位につけたフランスのオジエ(トヨタ)は、このモンテカルロ大会、去年歴代1位となる9勝目をあげた相性の良いコース。逆転優勝を目指し、SS15とSS17ではセカンドベストタイムを記録するなどしたが、ヌービルがそれを上回り、16.1秒差の総合2位。

ラリー・モンテカルロ初日 (c)TOYOTA Gazoo Racing

また、今シーズンからの新たなルール改正で、最終日のみの総合順位によるポイントが与えられる“スーパーサンデー”も、3ステージ全てでトップをマークしたヌービル/ウィダグ組が首位。日本人唯一の世界ラリードライバーの勝田貴元(トヨタ)は、4日間の総合順位が7位、日曜日のみの順位は6位で今大会を終えた。

勝田貴元 (c)TOYOTA Gazoo Racing


<<勝田 貴元>>
金曜日の朝のミスによっていい結果を得るチャンスを失い、ラリーの戦いかたが変わってしまったのは本当に残念です。それでも総合7位でフィニッシュすることができましたし、日曜日の順位とパワーステージでポイントをさらに加算することができたので良かったです。クルマの調子はとても良く、運転を楽しむことができました。リラックスできていて、コンディションによるリスクがそれほど高くなかった時はプッシュすることができましたし、かなり良いタイムが出たので、それについてはポジティブに思えます。次のスウェーデンは好きなラリーのひとつなので、いい結果を残せるようにベストを尽くしたいと思います。

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