阪神・岡田監督「怪物になる要素ある」門別投手、武器は強気の“スレスレ”ストレート

[2024/02/08 15:57]

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プロ野球次世代のスターを発掘する新企画「怪物のタマゴ」。

“怪物のタマゴ”を探しにヒロド歩美キャスターは、去年日本一の阪神を訪れました。

■門別の武器“右打者へのインコースのストレート”

ヒロドキャスター
「怪物のタマゴだよっていう選手を岡田監督に挙げていただきたい」
岡田彰布監督
「タマゴという意味では門別かもわからんよ。去年の村上頌樹とかそういう感じで、バッとチャンスつかんだら、2桁くらい勝つ。そういうあれはあると思うよ」

高卒2年目の門別啓人投手(19)。岡田監督が“怪物のタマゴ”に挙げる若きサウスポーです。

ヒロドキャスター
「誰かに似てるって言われません?」
門別投手
「松坂(大輔)さん」
ヒロドキャスター
「めちゃ似てます!」

普段は笑顔あふれる19歳なのですが、そのピッチングスタイルは、とにかく強気です。

ヒロドキャスター
「自分のピッチングの強みは、どう思ってますか?」
門別投手
「右バッターに対してのインコース。強気な気持ちでいかないとバッターに気持ちで負けてしまうので」

門別投手の武器は、右バッターへのインコースのストレートです。

去年9月、プロ初先発となった広島戦、4回に2アウト3塁1塁のピンチを背負います。ここで、右バッターのデビッドソン選手に対し150キロに迫るストレートで強気にインコースを攻めます。

最後もインコースのストレートで空振り三振に仕留め、5回を無失点。このピッチングを見た岡田監督は、こう話します。

岡田監督
「ストレートでどんどん押していくっていうかね、すごい力あるので。怪物になる要素はあるんじゃないかな。コントロールが良い。だから思い切ってインコースにいける」

■高校時代から徹底的に磨き続けてきた武器

強気な姿勢とボールの強さだけでなく、岡田監督が挙げたのは「コントロールの良さ」です。

門別投手は独特の意識で、インコースを狙っているのです。

門別投手
「(バッターに)当ててやろうっていう気持ちで投げています。当ててやろうと思って当てたことはないので。10球中10球、狙ったところにいく自信はあります」
ヒロドキャスター
「その自信は、どこで身に付くものなのでしょうか?」
門別投手
「高校の時からなんですけど。(右バッターに)キャッチャーの防具を着けてもらって、当てても痛くないようにしてスレスレに投げる。その練習から自信が生まれたかなと思います」

高校時代から徹底的に磨き続けてきた武器。今年のキャンプでも右バッターのインコースを想定し、ストレートを投げ込む姿がありました。

門別投手
「一番の目標は開幕ローテーションに入ることです。期待に応えられるように頑張りたいなと思ってます」

(「報道ステーション」2024年2月7日放送分より)

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