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「平成の怪物」と呼ばれた松坂大輔さんが、プロ野球次世代のスターを発掘する新企画です。阿部慎之助新監督率いる巨人で、松坂さんが“すごいタマゴ”を見つけました。
■育成選手時代から…「突き刺すようなストレート」
松坂さんが向かったのは、巨人のブルペンです。
松坂さん
「スケールの大きさも感じますし、上背と腕の角度からストレートの強さがある」
「スケールの大きさも感じますし、上背と腕の角度からストレートの強さがある」
目にとまったのは、プロ5年目・堀田賢慎投手(22)です。
松坂さんが堀田投手を“怪物のタマゴ”に推す理由は、去年11月に侍ジャパンとの練習試合で見せた投球でした。
4番・牧秀悟選手(25)に対し、ストレートのみで追い込むと、全球ストレートで三振を奪ってみせました。
松坂さん
「めちゃくちゃ良いボールでしたよね」
「めちゃくちゃ良いボールでしたよね」
堀田投手
「自分でもこんな球投げられるんだと感じました」
「自分でもこんな球投げられるんだと感じました」
実は2年前、松坂さんは堀田投手が育成選手だったころから素質を感じていました。
松坂さん
「キャッチャーミットを突き刺すようなストレート。この先が楽しみだなと思いながら見ていました」
「キャッチャーミットを突き刺すようなストレート。この先が楽しみだなと思いながら見ていました」
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■今年のテーマは“軸足の強化” 自己最速157キロに■今年のテーマは“軸足の強化” 自己最速157キロに
しかし、堀田投手はけがにも苦しみ、プロ4年間でわずか2勝。今年は勝負のシーズンとなります。
松坂さん
「(今の)テーマとかありますか?」
「(今の)テーマとかありますか?」
堀田投手
「去年の秋キャンプから軸足をテーマにして、感覚はすごく良くなっている」
「去年の秋キャンプから軸足をテーマにして、感覚はすごく良くなっている」
堀田投手がテーマとして挙げたのは、投球の軸足・右足の強化です。
武器であるストレートに磨きをかけるため、内海哲也1軍投手コーチと新たな練習を取り入れました。
投球動作に入る時、前方に重りを置き、軸足となる右足を意識し、力強く重りを押し込むトレーニングです。そうすることで、下半身の力を最大限ボールに伝えることができるといいます。
堀田投手
「球の出力というか、指先に伝わる強さが変わってきた。もっと磨いていかないといけない」
「球の出力というか、指先に伝わる強さが変わってきた。もっと磨いていかないといけない」
進化を遂げた堀田投手は、自己最速を157キロに更新。今シーズン、大きな飛躍を誓います。
堀田投手
「良い感覚を今、つかんでいるので、今年は絶対やってやるぞという気持ちでいます」
「良い感覚を今、つかんでいるので、今年は絶対やってやるぞという気持ちでいます」
(「報道ステーション」2024年2月6日放送分より)