松坂大輔さん「ピッチャーは嫌」 広島・田村俊介選手“脱力打法”でレギュラー奪取へ
[2024/02/15 17:25]
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14日、来月行われる侍ジャパン強化試合のメンバーが発表になりました。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)メンバーからは近藤健介選手、村上宗隆選手ら6名が選出。
さらに、今回は何と大学生4名が選出されました。ドラフト指名前の大学生が選ばれるのは、2012年の侍ジャパン常設後、初めてとのことです。
そんななか、最年少で代表入りしたのが広島・田村俊介選手(20)。この選手、松坂大輔さんが注目の怪物のタマゴなんです。
■“脱力打法”は「ほぼ力を抜いている感じ」
松坂さん
「広島カープのキャンプに来ています。期待値の高い、楽しみな選手の一人だなと」
「広島カープのキャンプに来ています。期待値の高い、楽しみな選手の一人だなと」
広島のプロ3年目・田村俊介選手。昨シーズン1軍デビューを果たすと、巧みなバットコントロールを武器に6試合連続ヒットを放つなど、大器の片鱗(へんりん)を見せました。
松坂さん
「昨年、1軍でつかんだ手ごたえはありますか?」
「昨年、1軍でつかんだ手ごたえはありますか?」
田村選手
「脱力を覚えることによって、スイングがきれいになった。構えの段階から力を抜いて、インパクトの瞬間に100%の力をボールに伝えられるか」
「脱力を覚えることによって、スイングがきれいになった。構えの段階から力を抜いて、インパクトの瞬間に100%の力をボールに伝えられるか」
田村選手のバッティングスタイル。それは「脱力」です。この“脱力打法”は、どんな意識で行っているのでしょうか?
田村選手
「ほぼ力を抜いている感じですね」
「ほぼ力を抜いている感じですね」
松坂さん
「ギュッと握っている感じが全くない。バットを抜こうと思えば、すぐ抜ける」
「ギュッと握っている感じが全くない。バットを抜こうと思えば、すぐ抜ける」
田村選手
「バットのヘッドの重みを感じて。重みを感じているところをボールにぶつける」
「バットのヘッドの重みを感じて。重みを感じているところをボールにぶつける」
構えの段階では、力を抜きリラックス。そして、ボールがバットに当たる瞬間にドン。構えでは極力、無駄な力を省き、インパクト時に100%の力がボールに伝わるよう、スイングをしているというのです。
田村選手
「今まで振り込んだら、体力的にしんどかったんですけど、それが今まで以上に楽に遠くへ飛ばせることに気づいた」
「今まで振り込んだら、体力的にしんどかったんですけど、それが今まで以上に楽に遠くへ飛ばせることに気づいた」
■脱力打法…松坂さん「ピッチャーは嫌ですね」
田村選手の脱力打法、それは「ピッチャー側にとっても脅威である」と松坂さんは言います。
松坂さん
「力が抜けて構えられる方が、ピッチャーは嫌ですね。その構えからイメージできない速さでバットが出てくる。逆に、構えに力が入っている人はバットが出てこないイメージ。ピッチャーも速いストレートで差し込むイメージがしやすい」
「力が抜けて構えられる方が、ピッチャーは嫌ですね。その構えからイメージできない速さでバットが出てくる。逆に、構えに力が入っている人はバットが出てこないイメージ。ピッチャーも速いストレートで差し込むイメージがしやすい」
田村選手
「とことんリラックスしたいです」
「とことんリラックスしたいです」
■今年1年は…「強気な気持ちで、今年1年はやりたい」
今シーズン、外野のレギュラーを狙う田村選手にとって、大きなチャンスが訪れています。
チームの主軸だった西川龍馬選手がオリックスへ移籍。その穴を埋める活躍が期待されます。
田村選手
「(空いたポジション)一つを狙いにいくんじゃなくて、秋山(翔吾)さんや野間(峻祥)さんといったレギュラーの人たちがいるので、そこを奪えるくらい強気な気持ちで、今年1年はやりたいなと思っています」
「(空いたポジション)一つを狙いにいくんじゃなくて、秋山(翔吾)さんや野間(峻祥)さんといったレギュラーの人たちがいるので、そこを奪えるくらい強気な気持ちで、今年1年はやりたいなと思っています」
(「報道ステーション」2024年2月14日放送分より)