卓球・平野美宇、中国勢止めるスレスレ「ストップ」習得…最大武器ドライブをより発揮
報道ステーション
[2024/05/17 15:28]
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■真逆の技“ストップ”を習得
パリオリンピックに向けてエールを送りたいのは、卓球・平野美宇選手(24)。
去年、世界ランク1位の中国人選手に勝利すると、今年2月の世界選手権では世界ランク2位にストレート勝ち!平野選手には卓球王国・中国を脅かすエールポイントがあるんです。
平野選手
「めっちゃストップの練習をした。この2年ぐらいですごく得意になった。自分でも自信が持てる技」
「めっちゃストップの練習をした。この2年ぐらいですごく得意になった。自分でも自信が持てる技」
ストップとは、バウンド直後をソフトタッチ。ネット際にポトリと落とすボール。卓球のなかで、最も弱く打つレシーブと言われています。平野選手のストップ、一体どこが脅威なのでしょうか?
平野選手
「相手に攻撃されにくい技術なので、高くなってしまうと打たれてしまうので、どれだけコントロール良く次の自分が攻める球につなげるかが大事」
「相手に攻撃されにくい技術なので、高くなってしまうと打たれてしまうので、どれだけコントロール良く次の自分が攻める球につなげるかが大事」
他の選手のストップと大きく異なるのが、ネットすれすれの低さ。相手は強打を打つことはできません。しかし、もともと平野選手最大の武器は、畳み掛けるようなダイナミックなドライブ。
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■男子選手とも練習■男子選手とも練習
真逆の技でもあるストップ習得の背景には、ある思いがありました。
平野選手
「中国選手とかに勝利して、結果を残したいなって気持ちがあります。(中国選手とのラリーは)とりあえず返しているだけ。ミスしないだけでは勝てないとすごく実感した」
「中国選手とかに勝利して、結果を残したいなって気持ちがあります。(中国選手とのラリーは)とりあえず返しているだけ。ミスしないだけでは勝てないとすごく実感した」
痛感していたのはレシーブの工夫の大切さ。そこで東京オリンピック後に取り組んだのが、パワーのある中国選手を仮想した、男子選手とのレシーブ練習。
ネット際に低く落とし、強打を封じ、甘いレシーブを仕留める。この「ストップ」を使うことにより、持ち味のダイナミックなドライブも、今まで以上に発揮できるようになりました。
平野選手
「海外の試合でも安定して勝てたのは、レシーブの幅が広がったから。きのうよりも成長したと思えるようにオリンピックまで過ごしていきたいです」
「海外の試合でも安定して勝てたのは、レシーブの幅が広がったから。きのうよりも成長したと思えるようにオリンピックまで過ごしていきたいです」
平野選手にエールを!パリへ羽ばたけ!
(「報道ステーション」2024年5月16日放送分より)