23日に開幕した高校バスケ日本一をかけた戦いウインターカップ 2024。
29日に男子決勝が東京体育館で行われ、前回準優勝の福大大濠(福岡)と鳥取県勢の初優勝を目指す鳥取城北(鳥取)が対戦した。
両校は今年の高校総体の準々決勝でも対戦しており、66対56で福大大濠が勝利している。
日本一をかけた戦いは、福大大濠(福岡)が77対57で鳥取城北(鳥取)を破り、優勝に輝いた。
福大大濠は3年ぶり4度目の頂点に立ち、U-18日清食品トップリーグも含め高校2冠を達成した。
一方、初優勝とリベンジマッチに臨んだ鳥取城北は惜しくも準優勝となった。
■リベンジマッチに燃える鳥取城北が一時リードするも…
第1クォーターは福大大濠が果敢にシュートを仕掛けて相手のファールを誘い、フリースローを決め得点を伸ばす。
一方、鳥取城北は中々ゴールネットを揺らすことはできなかったが、途中からコートに入ったキャプテンの蓑原歩選手が3Pシュートを決めて流れを作ると、第1クォーターを18対17、福大大濠が1点差のリードで終える。
第2クォーター前半に鳥取城北が一時逆転に成功するが、福大大濠が3Pシュートですぐに再逆転すると、リバウンド、スティールからの得点、そして3Pシュートで得点を重ね、44対34で福大大濠がリードを広げて第2クォーター終了。
■湧川裕斗選手が32得点を記録し 鳥取城北を突き放す
第3クォーター、福大大濠は渡邉伶音選手が3Pシュートを立て続けに成功、この試合で32得点を記録した湧川裕斗選手の活躍などで鳥取城北を突き放す。
一方、鳥取城北はキャプテンの蓑原歩選手が「堅守速攻が武器」と話していた通り、リバウンドから素早く縦に長いパスを送るも、福大大濠にパスをカットされるシーンが度々見られ、点差を縮めることができない。
65対43で福大大濠がリードを広げ、最終第4クォーターを迎える。
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■渡邉伶音選手「この景色だけを目指して頑張ってきた」■福大大濠が77対57で鳥取城北を破り、3年ぶり4度目の優勝
優勝が決まる第4クォーター、鳥取城北はシュートを狙うもリングに嫌われ差を縮めることができない。
対する福大大濠は、守備時に素早く守りを固め、リバウンドを制する。
攻撃ではフリースローや相手の隙を見流さない3Pシュートを決め、リードを20点差にする。
最後は福大大濠が時間を使い、試合終了。
福大大濠が77対57で鳥取城北を破り、3年ぶり4度目の優勝に輝いた。
一方、初優勝とリベンジマッチに臨んだ鳥取城北は惜しくも準優勝となった。
■渡邉伶音選手「この景色だけを目指して頑張ってきた」
「昨シーズン(決勝で負け)、一番悔しい終わり方をしたので選手たちに色んなことがありましたけど、最後まで自分たちを信じてこの舞台で悔しさを晴らすことができた。本当によく頑張ってくれたと思います。」
「この1年間は、この景色だけを目指して頑張ってきたんで本当に良かったと思います。色んなことを経験させてもらって選手としても人としてもすごく成長できた3年間だったと思います。」
「この1年間、苦しい時もあったと思うんですけど、このチームだからこそ乗り切れたのでチーム全員に感謝しています、ありがとうございました。」
「試合に負けた悔しさよりもみんなともうバスケができない気持ちの方が少し強い部分もあります。」
「(鳥取から)たくさんの方に来ていただいて、たくさん応援されていると感じましたし、メールも頂いて感謝したいです。」
23日に開幕した高校バスケ日本一をかけた戦いウインターカップ 2024。
総有料入場者数が史上最多の6万1653人を記録した今大会は、前回大会の決勝で涙を流した福大大濠が、3年ぶり4度目の頂点に立ち幕を閉じた。
https://www.tv-asahi.co.jp/basketball/wintercup/2024/
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