オウム平田被告の印象は「臆病」 記者が見た法廷内
2014年1月21日 16:59
異例の死刑囚への尋問です。傍聴席との間に防弾パネルも設置されました。オウム真理教・平田信被告(48)の裁判員裁判で、中川智正死刑囚(51)が証人として出廷しました。異例尽くめの法廷ですが、死刑囚の証言を聞く裁判員の様子、法廷の様子はどうだったのでしょうか。 (社会部・横地明子記者報告) 裁判は、21日午前10時から行われ、午後に閉廷しましたが、何回か休廷を挟みながらも、ほとんど休みなく続きました。裁判員の人たち、そして法廷にいる検察官、弁護人、傍聴席も非常に集中した雰囲気で、中川死刑囚の表情を、一言も聞き漏らすまい、一言も見逃すまいといった表情で食い入るようにして見ていたのが印象的でした。法廷では、裁判員が中川死刑囚に対して、「平田被告について、昔から出家信者として教団にいたのに報われていないと先ほど証言していたが、中川死刑囚、どういう趣旨なのか」と尋ねると、中川死刑囚は「平田被告はお布施の獲得などに消極的だった」と答えました。裁判史上、初めて一般の国民から選ばれた裁判員が質問したことになります。今回、弁護側から平田被告の印象について聞かれた中川死刑囚は「臆病というのがある」と答えています。2011年に平田被告が出頭したと聞いて、「これまで、臆病だったから出てこれなかったのではないか」と述べました。今後、井上嘉浩死刑囚ら2人の死刑囚も出廷し、21日と同様、公開の法廷で証言する予定です。
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