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身近なお肉「ベーコン」と「ハム」は、なんとなく似ていますが、その違いは何でしょう?調べてみました!
■ベーコン→バラ肉 ハム→モモ・ロース…ではない?
ゴールデンウィークと重なった“肉の日(29日)”。各地で肉フェスが行われています。
お肉にも色々ありますが、私たちの生活に欠かせないものといえば「ベーコン」と「ハム」。知ってるようで意外と知らない、ベーコンとハムの違い、皆さんは何だと思いますか?
街の人(60代)
「ベーコンってバラ肉のような気がするけど。(ハムは)ロースとかモモもあるし」
「ベーコンってバラ肉のような気がするけど。(ハムは)ロースとかモモもあるし」
街の人(20代)
「生で食べられるかどうか?ハムが生で食べられるのが全般に使っている用語で、ベーコンは焼く前提」
「生で食べられるかどうか?ハムが生で食べられるのが全般に使っている用語で、ベーコンは焼く前提」
街の人(30代)
「(肉の)種類が違う」
「(肉の)種類が違う」
街の人(20代)
「動物が違うのかな」
「動物が違うのかな」
部位の違い?それとも加工方法?違いは何なのでしょうか。
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■製造工程ほぼ同じ…でも■製造工程ほぼ同じ…でも
20年以上ベーコンやハムの開発に携わり、毎日のように食べていたという大手食品メーカー・日本ハム マーケティング部長の長田昌之さんに教えてもらいました。
長田さん
「よくお客様からは『原料肉の違いではないか』とご質問をいただきますが、実は違います」
「よくお客様からは『原料肉の違いではないか』とご質問をいただきますが、実は違います」
なんと原料の違いではないといいます。一般的にベーコンは豚のバラ肉、ハムは豚のロース肉、というイメージですが、それぞれいくつも種類があり、ロース肉を使ったベーコンや、バラ肉を使ったハムもあるのだといいます
では、ベーコンとハムは何が違うのでしょうか?
長田さん
「はっきりと違うところは加熱加工の仕方が違うところ。蒸煮(じょうしゃ)(蒸す・ゆでる)して仕上げていくロースハムだったり、燻煙(くんえん)して仕上げていくベーコンだったりと、この辺りからの工程から分かれていくイメージ」
「はっきりと違うところは加熱加工の仕方が違うところ。蒸煮(じょうしゃ)(蒸す・ゆでる)して仕上げていくロースハムだったり、燻煙(くんえん)して仕上げていくベーコンだったりと、この辺りからの工程から分かれていくイメージ」
ベーコンとハムの違いは「加熱方法」。実はベーコンとハムは製造工程がほとんど同じで、加熱工程の段階でベーコンとハムに分かれていくといいます。
ベーコンの場合、加熱方法は燻煙のみ。それに対してハムの場合、主にゆでたり蒸したりといった方法で加熱します。
ハムの中にも燻煙するものも一部ありますが、燻煙のみで加熱したものがベーコン、それ以外の加熱方法で仕上げたものがハムだといいます。
ちなみに生ハムは、「非加熱食肉」のため、「加熱食肉」であるベーコンとハムとは異なる製品だということです。
街の人(40代)
「初めて知りました。考えてなかったです。おもしろい」
「初めて知りました。考えてなかったです。おもしろい」
街の人(30代)
「帰ったら家族に話してみようと思います」
「帰ったら家族に話してみようと思います」