忘年会復活の中…年末年始に“胃腸炎感染”急増中!

スーパーJチャンネル

[2023/12/25 20:39]

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コロナ禍が明けて忘年会などが増えるなか、急増しているのが胃腸炎への感染です。現場の医師は暖かい気温が続くなか、夏に流行する菌にも警戒するよう呼び掛けています。

■年末は要警戒! 1週間で“急増”

東京都北区の病院の受付。体調不良を訴える電話が急増していました。

69歳の女性
「下っ腹がキリキリ痛むんですよ」

訴えていたのは、お腹の痛みです。

69歳の女性
「きのう一番ひどくて、きょうはギューッとくるんです」

18歳の男性は就寝後に…

18歳の男性
「思いっきり吐きました」

他の患者も…

31歳の女性
「ずっと下痢で」「(Q.水っぽい下痢?)ほぼ水です。お腹が痛すぎて気持ち悪い」

この症状の多くは―

いとう王子神谷 内科外科クリニック・伊藤博道 院長
「感染性胃腸炎の可能性が高いと思います」
「急性胃腸炎の典型的なパターン」
「この1週間ぐらいで急に胃腸炎の人が増えたので」

■暑さ影響?“夏から続く感染”も

診断で急増していたのは胃腸炎。この病院では、同じような症状を訴える患者が、今年は例年の3倍にも増加しているといいます。

一体、なぜ増えているのか?年末特有の理由があるといいます。

忘年会です。新型コロナウイルスの5類移行後、都内の居酒屋の多くで満席状態が続いているといいます。そのため…

いとう王子神谷 内科外科クリニック・伊藤博道 院長
「外食及びみんなで食べ物をシェアする機会も多い」

そして、今年は季節外れの暑さが細菌の増殖に影響しているため、医師はお腹を温めることが重要だと言います。

いとう王子神谷 内科外科クリニック・伊藤博道 院長
「いまは夏から続く細菌性の感染性胃腸炎と、冬に多くなるウイルス性胃腸炎、両方が混在しているんですね。寒くなるから寝る時や外出の時におなかを冷やさないのも大事。おなかの温度をさげずに血流を良くする。こういったことも腸の機能をよくすることで、腸の中を中心とした免疫機能を保つのに有効だと思う」

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