社会

2025年6月18日 12:28

東京都心で35℃予想 過去最も早い猛暑日か 熱中症の恐れはどう判断?

2025年6月18日 12:28

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■異例の暑さ 東京でも過去最も早い猛暑日か

例年の6月中旬なら梅雨真っただ中ですが、今年は梅雨前線が列島から消え、主役が夏の太平洋高気圧となっています。午前中から35℃に到達しているところがあり、日中は東北でも今年初めての猛暑日が予想されています。また東京都心で35℃に到達すれば、過去最も早い猛暑日となる見込みです。梅雨とは思えない、まさに異例の暑さとなる予想です。

【予想最高気温】
37℃:甲府、名古屋、岐阜
36℃:福島、前橋、熊谷(埼玉)、京都など
35℃:会津若松(福島)、さいたま、東京、大阪など

■今年初めての県にも熱中症警戒アラート

特に暑くなると予想されるときに気象庁と環境省が注意を呼びかける情報、熱中症警戒アラートは山梨県、愛知県、三重県、和歌山県、福岡県に発表されています。そのほか関東から沖縄にかけての広い範囲で、暑さ指数31以上となる見込みです。これは日常生活では外出はなるべく避け、涼しい室内にいることが推奨される目安となっています。

■自覚と他覚で熱中症を防ごう

今年からは職場での熱中症対策が義務化されました。初期症状の放置や、対応の遅れが重症化に繋がることも考えられるため、熱中症が疑われる症状を自覚したり、周りが気づいたりすることが大切です。熱中症の初期症状をまとめました。

【自覚症状】
・手足がつる
・立ちくらみ、めまい
・吐き気
【他覚症状】
・ふらつき
・生あくび
・呼びかけに反応しない

職場だけではなく、家族など身の回りの人たちと声をかけあって、熱中症にならないようにしたいですね。

■このまま梅雨明けとはならず…

梅雨空戻る
梅雨空戻る

まるで梅雨明けをしたかのような天気が続いていますが、このまま梅雨が終わるわけではありません。この週末からは再び列島に梅雨前線がかかり、日本海側から天気が崩れる見込みです。例年だと7月上旬ごろの梅雨前線の位置となる見込みで、北陸や東北の日本海側では局地的に激しい雨となる恐れがあります。今年の梅雨は猛暑に大雨とメリハリ型となっています。大雨への備えも緩めずに続けましょう。

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