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2023年12月6日 20:08

「大本命」の爆弾発言に現場騒然…元メジャーリーガーの見解は「もう決まっている」

2023年12月6日 20:08

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争奪戦の「大本命」ドジャースのロバーツ監督が大谷翔平選手と面会したことを明らかにしました。
来シーズンのユニホームは「赤」から「青」に変わるのでしょうか?
合意間近といわれる一方、監督の発言が交渉に悪影響を及ぼすとの見方も出ています。

■「手ごたえは良かった」ドジャース・ロバーツ監督の爆弾発言

ドジャース・ロバーツ監督は、記者からの問いかけに対し、口を滑らせたのでしょうか。FA先として、大本命とも言われるドジャースのロバーツ監督が、大谷について言及しました。
記者:ショウヘイについて言えることは…
ロバーツ監督:そのことを私が言えるか、ですね?私が思うに・・
しばらく沈黙したあと、ロバーツ監督は、
「ええ、彼に会いましたよ。僕は正直でいたいからね。僕たちはショウヘイと会って話をしたよ」と発言しました。

ロバーツ監督の「大谷と会った」という爆弾発言に続き、更に詳細を語りました。
「手ごたえは良かったと思う。ただ最終的に決断するのは彼だ。彼にとって何がベストかを決めるのは彼自身だし、どこが一番居心地が良いかは彼にしかわからない。」と述べ、次の質問に対しては以下のように答えました。
記者:どこであったのか
ロバーツ監督:ロサンゼルスのドジャー・スタジアムだ
記者:会ったのはいつか?
ロバーツ監督:2、3日前のことだよ
「彼は非常にいいポーカーフェイスで、心の中では微笑んでいたと私は思っているよ。しかし彼との時間が持てたことをうれしく感じた」とロバーツ監督は面談の様子を明らかにしました。

■合意間近?現場は騒然 交渉に影響は?

沈黙を貫くゴームズGM

その直後には、ドジャースのゴームズGMが会見することがわかり、「ドジャース決定か?」と現場は混乱しました。

記者:何て日なの・・何て日なの・・
記者:彼(GM)来た?
慌てふためく記者を尻目に、ゴームズGMは以下のようにコメントしました。
記者:面談があったことは真実?
GM:話すことはできないし、話しません
記者:監督が話したことについてあなたは?
GM:驚きましたが、細かいことは言いません。

この会見後、ゴームズ氏は、「驚いた」と話し、ロバーツ監督の発言を打ち消しました。

現地で取材を続ける野球専門誌「フルカウント」の小谷記者はこの顛末に「大谷の獲得争奪戦では、代理人から各球団にかん口令が敷かれているという話もあったので。ドジャースとしても話すことは非常に珍しいこと」と驚きを隠せなかった。

情報が漏れたことで、交渉に影響はないのでしょうか。実際、他球団の関係者は・・。
記者:大谷と会った?
カブス・カウンセル監督:私は会っていない

記者:あなたは?
エンゼルス・ミナシアンGM:その話はしません

ブルージェイズ・シュナイダー監督:たくさんの選手とあったけれど、それは大っぴらにしない

各球団からのコメントはここまでにとどまります。
メジャーの名物記者、ボブ・ナイチンゲール氏は、「ドジャースの広報担当者がすぐにロバーツ監督の元に集まり、もう率直な発言はしないように注意したと伝えています。」と述べました。

■熾烈“争奪戦” 五十嵐亮太氏「多分決まってる」

「既に移籍先は決まっている」と見解の五十嵐氏

そんな騒動もありましたが、大谷のドジャース入りはあるのでしょうか。ドジャースといえば、大谷がWBC決勝戦前に「憧れるのはやめましょう」と挙げた1人、ムーキー・ベッツのいる球団で、11年連続でポストシーズン進出するほどの強豪チームです。
ロバーツ監督は2021年、大谷を前に、「何世代も、誰も成し遂げなかったことを目の当たりにできる。史上最高の才能です」と褒め称えました。

現在候補に残っているのは、ア・リーグでは、ブル−ジェイズ、エンゼルス。ナ・リーグでは、ドジャースの他に、ジャイアンツ、ブレーブス。カブスは争奪戦から後退したとも言われています。

個人的にはドジャースの50%は変わらずで、あとはジャイアンツ15%、エンゼルス15%と小谷記者は述べています。

エンゼルスの番記者ジェフ・フレッチャー氏はややエンジェルスより。ドジャースは40%で、ブルージェイズとエンゼルスは30%の可能性が残されているとしています。

メッツなどでプレーした元メジャーリーガーの五十嵐亮太さんは、「この感じだと決まってる、多分決まってるだろう。どこがいつ発表するのかという段階っぽい。今そういう憶測がつづいていたが、もうそろそろ決まってるだろうという雰囲気」と述べました。

元レッドソックスの岡島秀樹さんも、「行きたい球団は決まっていると思う」とコメントしました。

■球団行脚から見える“大谷の誠意” 決断はいつ?

球団訪問は”大谷のポリシー”?

記者がナッシュビルに集まるその裏で、大谷は今月2日には、ジャイアンツのオラクルパークを訪問、その前後には、ドジャー・スタジアム、さらに最近は、ブルージェイズの球団施設を訪れたと言われています。
これには意味があり、大谷の性格がよく表れている行動だといいます。それは・・。

岡島秀樹さん:声をかけてもらったところに「誠意を見せないと」というのが彼のポリシー。他の球団もお声かけてくれたところは、ちゃんとあいさつして「こういうことだったのでお断りします」とちゃんと話せるじゃないですか。来てくれないけどちゃんと足を運んで、だめだったんだなと納得できる。そういうところはさすが。

すでに決まっているのか、いないのか。

現地の記者は、大谷の決断がわかるまで、「1週間はかかるだろう。クリスマス前であることは確かだ…」と伝えています。

  • 大谷と面会したことを明かすドジャース・ロバーツ監督
  • 沈黙を貫くゴームズGM
  • 「既に移籍先は決まっている」と見解の五十嵐氏
  • 球団訪問は”大谷のポリシー”?