ASデュエット 安永真白&比嘉もえ 結成1年でパリ五輪金メダル候補 違いが最大の武器

[2024/01/28 12:23]

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 今年の7月26日に迫ったパリオリンピックへ、日本人選手に“エールを送って盛り上げ”ていこうという「サンデーLIVE!!」スポーツの新コーナー題して「パリエエ〜ルモリアゲ〜ル」。選手たちにはパリオリンピックを盛り上げる「モリアゲ〜ルポイント」を教えてもらいます。第3回はアーティスティックスイミング女子デュエットの安永真白選手(24)と比嘉もえ選手(16)。松木安太郎さんが話を聞きました。

■結成1年で金メダル候補 キーワードは“違い”

 去年の世界水泳で、ペア結成1年目の安永真白選手、比嘉もえ選手ペアが日本勢22年ぶりの金メダルに輝きました。パリオリンピックの金メダル候補です。

松木さんが安永&比嘉ペアに取材
松木さん
「2人はどんな関係ですか?」
安永選手
「気が合うところ合わないところが、すごくはっきりしています」
松木さん
「気が合うところは、どんなところですか?」
答えもシンクロする2人
安永選手 比嘉選手
「行動の仕方」
松木さん
「今シンクロしてましたね。そのへんも、この競技に合っているのかもしれませんね」
比嘉選手
「でも水中に入ると(意見が)分かれちゃうんですよ。技の組み合わせとかで、これとこれを組み合わせたのが私はやりやすいけど、(安永選手は)ちょっと…みたいな」
松木さん
「2人の好きな食べ物はどう?」
安永選手
「好きな食べ物は結構違います」

 2人のキーワードは“違い”です。年齢も違い、安永選手は24歳、高校生の比嘉選手は16歳と8歳差です。

 さらに、競技を始めたきっかけも全く違います。

安永真白
安永選手
「私はもともと水泳をやっていたんですけど、シンクロを始めた時に音楽と合わせて泳ぐっていうのがすごい楽しくて」
比嘉もえ
比嘉選手
「私は母のすすめでアーティスティックスイミング始めたんですけど、最初は全く泳げなくて。水泳もやっていなかったので。にもかかわらず、挑戦することが楽しくて」

■モリアゲ〜ルポイントは「演技冒頭のペアアクロ」

 違いの多い2人ですが、実はそれこそが最大の武器になっています。

身長は5センチ以上の差
安永選手
「身長(比嘉選手は172センチ、安永選手は167センチ)も5センチ以上違うんですけど。その体格差を生かしたアクロバティックをやっているので、アピールポイントかなと思っていて」
モリアゲ〜ルポイントは?
安永選手 比嘉選手
「私たちのモリアゲ〜ルポイントは、演技最初のペアアクロです!」
松木さん
「素晴らしいシンクロでしたね」
写真:ロイター/アフロ

 武器は、体格の違いを生かしたペアアクロ。2人で協力し合うアクロバット技です。

 彼女たちが水中に入って、最初の大技。身長、体格で上回る比嘉選手が、力強く安永選手を空中に跳ね上げます。

 去年の世界水泳で見せたペアアクロは、出場したどのペアよりも得点が高かったのです。

安永選手
「(比嘉)もえのパワーがかなり強いんですよ」
比嘉選手
「私は(安永)真白さんを持ち上げてジャッジにアピールすることが仕事なので」
安永選手 比嘉選手
「モリアゲ〜ルポイント」

 ペアアクロを武器に目指すパリオリンピック。違いの多い2人ですが、掲げる目標は同じです。

私たちの良さを世界にアピールして…
安永選手
「私たちの良さを世界にアピールして、着実に確実に1個1個やっていきたいと思っています」
パリ五輪につなげていきたいと話す比嘉
比嘉選手
「日本はレベルが違うぞってところを見せてパリにつなげていけたらなと思います」

(1月28日放送「サンデーLIVE!!」より)

  • 世界水泳2023 デュエットテクニカル金 写真:YUTAKA/アフロスポーツ
  • 松木さんが安永&比嘉ペアに取材
  • 答えもシンクロする2人
  • 安永真白
  • 比嘉もえ
  • 身長は5センチ以上の差
  • モリアゲ〜ルポイントは?
  • 写真:ロイター/アフロ
  • 私たちの良さを世界にアピールして…
  • パリ五輪につなげていきたいと話す比嘉

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