プロ野球春のキャンプ振り返り 臨時コーチ・古田敦也や松井秀喜も熱血指導

[2024/02/11 13:30]

4

プロ野球キャンプ。実戦も入って来た、この1週間を振り返ります。

■古田敦也臨時コーチ ヤクルトで熱血指導

武隈光希アナウンサー
「第2クール初日晴れていますね。きょう(6日)はヤクルトに来ています。本日から古田さんが臨時コーチを務めているということで、早速探しに行きます」

沖縄で行われているヤクルトキャンプに潜入すると、古田敦也臨時コーチ(58)を発見しました。

まずは、外野ノックを買って出ます。

古田さん
「おい!声が足りねぇぞ!オラー!」

精力的に動いていました。

午後には、キャッチャー陣のもとで二塁への送球練習を行っていました。

ここで古田コーチからある提案が上がりました。

罰ゲームを提案する古田コーチ
古田コーチ
「罰ゲーム何にする?階段ダッシュして一言」

古田コーチが現役時代に発案した「階段ダッシュで一言」は、数々の選手が苦しんできたヤクルトキャンプ名物です。

罰ゲームを掛けた送球対決は緊張感が張り詰めていました。3人のキャッチャーが10球ずつ投げ、送球の正確さに古田コーチがポイントをつけていきます。合計ポイント最下位は、高卒4年目、21歳の内山壮真捕手でした。重い足取りで階段へと現れ…。

罰ゲーム前の内山壮真(21)
内山捕手
「(Q.頭の整理はどうですか?)つく訳ないじゃないですか(笑)」

極限に追い込まれた内山捕手がスタート。階段を駆け上り、ひねり出した一言は…。

階段ダッシュして一言
内山捕手
「浅尾美和さん、僕の回転レシーブどうですか?」

スタジオで内山捕手の全力疾走の様子を見ていた浅尾美和さんが一言!

浅尾さん
「回転してからの起き上がるスピード、そしてぶれないカメラ目線、100点です!」
古田コーチ
「あそこで落ち着いてやれるようになったら、彼もピンチでサイン出すときに落ち着いてできるんですけど、ちょっとまだまだ焦りがありましたね」
内山捕手
「体より心が一番疲れました。古田さんから知識や技術を吸収して、今季にしっかり生かせていけたらと思います」
キャッチャー防具をつけた古田コーチ

古田コーチは翌日、キャッチャー防具をつけてブルペンに現れました。

球界最年長の44歳・石川雅規投手とのコンビが今年も実現しました。さらには、トヨタ自動車の後輩で高校時代には古田さんが取材したこともあるドラフト2位ルーキー松本健吾投手(24)のボールを受けました。

松本健吾(24)
松本投手
「初球は緊張したんですけど、その後は自分らしく投げられたかなと思います」
古田コーチ
「監督も含めてすごく期待しているピッチャーなんで、早く一軍の力になってほしいなと思っています」

■DeNA・度会隆輝 初紅白戦で快音連発

続いて武隈アナが向かったのはDeNA。

ドラフト1位ルーキー度会隆輝選手(21)は、初めてのキャンプです。初日からバットを振りまくり、この日(7日)のスイング数はおよそ700回です。

練習中に手袋をとって手を気にしています。

度会隆輝(21)の手にマメ
度会選手
「(Q.バッティングの時、手を見ていましたけど)そうですね、マメが」
「(Q.もうマメが破けて血マメになっていますね)まだまだです」
「(Q.痛いですか?)ちょっと痛いです」
度会の父と元チームメートの古田からメッセージ

そんな度会選手にお父さんと元チームメートの古田さんからメッセージです。

古田さん
「(度会選手には)楽しくやってくれと。彼のペースでやっているかどうか見てきてください」
古田からのメッセージを見て…
度会選手
「うわー、うれしいですね。まるで自分の父親のお話を聞いているような、温かい気持ちになりました」

そして10日、プロ初めての紅白戦、1番ライトで出場しました。

第1打席、初打席で初ヒットを打つと、続く第2打席はセンターへ初タイムリー。さらに第4打席では、鋭いスイングで放たれた打球はフェンス直撃のタイムリーツーベース。

ベンチでも持ち前の明るさで盛り上げます。

3安打2打点の活躍、開幕スタメンへ猛アピールしました。

度会選手
「きょうの3安打は全部イメージ通り打てていたので継続してやっていきたいなと思います」

■早川隆久 開幕投手へ…新球種を習得中

楽天のキャンプにやってきました。

注目したのは、開幕投手候補の1人、早川隆久投手(25)。昨シーズンの課題から新球種の習得に取り組んでいます。

早川隆久(25)
早川投手
「フォークを試したりはしている。昨シーズンは2ストライクと追い込むまではいくんですけど。なかなか決着がつかなかったり球数がかさんでしまうので、なるべく早く決着がつけば長いイニング投げられると思います。フォークが大事になってくるかなと思います。規定投球回を目指して2桁勝利、チームとしてはリーグ優勝と日本一を目指していければと思います」

■日本ハム…新庄監督が打席入り&ランチ振る舞う

この日(8日)は日本ハムへ向かいました。

FAでオリックスから新加入の山崎福也投手(31)がブルペン入りしました。

すると新庄剛志監督が打席に入ります。本拠地開幕投手を明言している山崎投手の球をバッター目線で確認し拍手。仕上がりは順調のようです。

新庄ランチ

その新庄監督は、就任1年目から毎年報道陣に「新庄ランチ」を振る舞っています。この日は“特製チャーシュー丼”です。

武隈アナ
「おいしい。甘辛い感じでいいですね」

■西武は、新外国人 プレーも笑顔もええ“ヤン”

西武では新外国人のジェフリー・ヤン投手(27)のランチタイムに潜入しました。人生初めてのうどんを食べ、グーサインを見せてくれました。

リリーフピッチャーとして期待されているヤン投手。マイナーリーグでプレーした昨シーズンは、57イニングで102奪三振、最速は159キロ左腕です。

投げるだけじゃなくて、フィールディングも…。

チームメイト
「ええヤン」

笑顔も、ええ“ヤン”でした。

■“ゴジラ”松井秀喜 “シン・ゴジラ”秋広優人へ期待

巨人キャンプには10日、松井秀喜臨時コーチ(49)が登場。阿部慎之助監督が用意したレッドカーペットを歩いてやってきました。

松井秀喜臨時コーチ(49)
松井コーチ
「偉大なOBを迎えるにはちょっとレッドカーペットが短いかな(笑)」

その松井コーチが注目したのは、背番号「55」を受け継ぐ秋広優人選手(21)です。身長2メートルと大型で、昨シーズンは2桁ホームランを放った高卒4年目を指導しました。

秋広優人(21)
秋広選手
「(身長が)大きいなりの欠点などを。メジャーリーグに行っていた方なので、自分と同じくらいの選手と比較して下さったり良い練習ができました」
松井コーチ
「身長200センチの日本人選手は、なかなかいないですから見ているだけで夢がありますよ」

(2月11日放送「サンデーLIVE!!」より)

  • 第2クール初日 ヤクルトのキャンプ地に来た武隈アナ
  • 罰ゲームを提案する古田コーチ
  • 罰ゲーム前の内山壮真(21)
  • 階段ダッシュして一言
  • キャッチャー防具をつけた古田コーチ
  • 松本健吾(24)
  • 度会隆輝(21)の手にマメ
  • 度会の父と元チームメートの古田からメッセージ
  • 古田からのメッセージを見て…
  • 早川隆久(25)
  • 新庄ランチ
  • 松井秀喜臨時コーチ(49)
  • 秋広優人(21)

こちらも読まれています