レスリング日本代表・日下尚にエールを…“相撲レスリング“でパリへ羽ばたけ!
報道ステーション
[2024/02/21 15:15]
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レスリングの日下尚選手(23)は2023年世界選手権では、グレコローマンスタイル77キロ級で銅メダルを獲得し、自身初のオリンピック出場を決めました。
日下選手のエールポイントは、相撲レスリングです。
■日下選手の持ち味“相撲のような押し出し”
派手な投げ技など、ダイナミックなプレーが多くみられるグレコローマンスタイル。
日下選手の持ち味は、まるで相撲のように、相手を場外に出す「押し出し」です。
日下選手
「相手を場外へ押し出すと、1点がもらえる。外側の円は土俵として見ています。『押し出せそう』『ここ行けそう』と常にレスリングしながら考えていて。隙が出たら押し込むという感じです」
「相手を場外へ押し出すと、1点がもらえる。外側の円は土俵として見ています。『押し出せそう』『ここ行けそう』と常にレスリングしながら考えていて。隙が出たら押し込むという感じです」
■レスリング一本「すべては五輪のために」
3歳からレスリングを始めた日下選手は、長い間目立った成績は残せずにいました。その一方、同時に取り組んでいた相撲では、全国大会にも出場を果たすなど、すぐに才能は開花。しかし、高校入学後、最終的に選んだのはレスリングでした。
日下選手
「五輪の舞台で金メダルを取りたい。憧れを天秤にかけた時に、レスリングで活躍したい気持ちが強くあった」
「五輪の舞台で金メダルを取りたい。憧れを天秤にかけた時に、レスリングで活躍したい気持ちが強くあった」
すべてはオリンピックのために、レスリング一本にかけた日下選手。すると、相撲の経験が徐々にレスリングで生かされてきたといいます。
日下選手
「相撲では、四股を踏んで、すり足をして、足腰が本当に大事。レスリングでも足腰が大事で、押すだけじゃなく押されにくくなる。押し出しをすれば通用すると分かってきて、相撲って大事だなって」
「相撲では、四股を踏んで、すり足をして、足腰が本当に大事。レスリングでも足腰が大事で、押すだけじゃなく押されにくくなる。押し出しをすれば通用すると分かってきて、相撲って大事だなって」
■「相撲をやっていたから、今がある」
レスリングをする前に欠かさず行うのは、四股を踏むウォーミングアップです。相撲仕込みの強靭な足腰が生み出す「押し出し」が光ったのは、去年7月に行われた世界選手権出場のかかる代表決定戦でした。
負ければ、オリンピック出場の可能性がなくなる大事な一戦。日下選手が押し出しで先制しました。そして、前へ押し出し。相撲レスリングが、夢の舞台へと導きました。
日下選手
「相撲をやっていたから、今がある。愚直なレスリングでも勝てるという“希望”になりたい」
「相撲をやっていたから、今がある。愚直なレスリングでも勝てるという“希望”になりたい」
日下選手にエールを!パリへ羽ばたけ!
(「報道ステーション」2024年2月20日放送分より)