川島永嗣選手 磐田移籍の理由 内田篤人さんが迫る“逆境はね返すメンタル”

報道ステーション

[2024/02/22 17:24]

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今シーズン、ジュビロ磐田に加入した川島永嗣選手(40)。日本代表として、ワールドカップ4大会を経験し、出場11試合は、日本人ゴールキーパー最多の記録を持っています。そんな川島選手に、共に日の丸を背負って戦った内田篤人さんが迫ります。

■“共演”は…22年2月の代表戦直後の生放送以来

内田さん
「報道ステーションで、僕らが2ショットで出演するのは初めてですか?」
川島選手
「報道ステーションで2ショット?ないでしょ」
内田さん
「ご存じない?」
川島選手
「2人であったっけ?」
内田さん
「永嗣さんが来てくれたじゃないですか。試合後に後ろから。あれ以来です」

2022年2月1日、サウジアラビア戦直後の報道ステーション生放送中でした。

■13年半の海外挑戦経て…磐田への移籍理由は?

内田さん
「海外には14年?」
川島選手
「13年半」
内田さん
「なんでジュビロ磐田に?」
川島選手
「海外だろうが日本だろうが、自分が追求できるところならどこでもいい。自分もいつかは日本に戻ってきて、プレーしたいという気持ちはあった。これがタイミング」

■“逆境を跳ね返し続けた“川島選手のメンタル

川島選手の13年半に及ぶ海外挑戦の始まりは、27歳の時でした。内田と同じ2010年の夏、最初に移籍したベルギーのリールセSKでは、2シーズン連続でチームのMVPを受賞しました。

一方、その後に移籍したフランスのFCメスとRCストラスブールでは、当初、控えキーパーとしての加入でした。

それでも、チーム事情やライバルのケガなどで巡ってきたチャンスを掴むと、正ゴールキーパーの座を獲得し、ヨーロッパの一線で活躍しました。

内田さん
「第4・第5ゴールキーパーくらいまで行ったけど、結局最後は戻ってくるじゃないですか。正ゴールキーパーに。メンタルの持ち方は、どうなんですか
川島選手
「可能性が1%でもある限り、挑戦しなければいけない。どういうことをやれば、コンディションを保てるかとか、気持ち的に落ちないかというのもなんとなく分かる。自分がサッカーに対して、どういう気持ちで向き合えるのか」
内田さん
「永嗣さんは、メンタルおかしいもんな」

川島選手は日本代表でも一時、レギュラーの座を明け渡しましたが、再び正ゴールキーパーに返り咲くなど、常に逆境を跳ね返し続けてきました。

内田さん
「最近の代表の試合は、見てますか?アジアカップでは鈴木彩艶選手(21)が出てましたけども、ヨーロッパで頑張ってますし、若いじゃないですか。どうですか?」
川島選手
「結果にどれだけ執着できるか。ストライカーだったら点を取る。キーパーだったら、逆に点を決めさせない。決定的な仕事をするために、どういうプレーをしたらいいのか、突き詰めていくことが大切。アジアカップを勝てなかったのは残念。選手の時に感じられるプレッシャーとか、細かいキリキリ感は、今しか感じられない」
内田さん
「僕も引退してから、そう思います」
川島選手
「経験というか、空気感とか自体がすごく特別なこと」
内田さん
「すごいことをさせてもらっているので、本当にサッカーを楽しんでほしい」

■Jリーグに帰ってきた川島「すごい楽しみ」

数々の逆境を経験し、乗り越えてきた川島選手が、14シーズンぶりにJリーグのピッチに帰ってきます。

内田さん
「僕が日本に戻ってきて楽しかったのが、海外で一緒に頑張ってきた選手が日本に戻ってきて、一緒にプレーすること。今だったら大迫勇也選手、長友佑都選手、香川真司選手とか」
川島選手
「今まで海外でやってきて、いろんな経験をしてきた選手が、ピッチの上でどういうプレーをするのか、すごく楽しみ。ここまで自分が積み重ねてきたものを日本のピッチの上で表現したい。それがチームのプラスアルファになって、チームが躍動するっていうのが一番」

(「報道ステーション」2024年2月21日放送分より)

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