中居正広&古田敦也が見たMLB開幕戦ソウルシリーズ 夢対決の古田予言が的中!?
サンデーLIVE
[2024/03/24 22:47]
白熱したMLBワールドツアーソウルシリーズ。現地で取材した古田敦也さんの解説と共に振り返ります。
■中居正広の楽しみは「あの2人の初対決」
まずは20日、開幕戦の試合前。古田さんがアベマ中継スペシャルゲストの中居正広さんを球場案内しました。
「これ見て!ホームランポール!(その後ろは)もう壁!これすごくない?」
「もうちょっと奥行ってくれないかしら?この壁!」
気になったのは、両翼の少ない外野席。
「本来、日本のスタジアムなら、ここからウォーっとあるんですよね」
「よく見ると分かるんですけど、(壁の)後ろが確か百貨店だったと思うんですよね」
「左ね!これね!」
「だからこれここまでしか座席を作ることが出来なかったんじゃないかな」
「(Q.大谷さんは球場に入って一歩目で“狭っ”と言ったらしい)何と比べて?リビングと比べたのかな(笑)」
球場探索を終えると、続いてはグラウンドへ。すると、メジャー1年目のパドレス松井裕樹(28)が2人の元へやって来ました。
「(拍手)松井くん!いよいよ来ましたね」
「どうですか?」
「ちょっとテンション上がってきました」
「初めてのメジャー、開幕戦が韓国ということですけど」
「これが普通じゃないっていうのは分かりますね」
選手もワクワクしている様子です!そして、中居さんの楽しみは、ダルビッシュ有(37)と大谷翔平(29)の初対決です。
「ダルビッシュと大谷は初対決なんですよね?初球って決まっているんですか?」
「僕ね、もう決めていると思いますよ。ダルビッシュはストレートも速いですけど、変化球が得意なんですよ。だけど、初球は外真っすぐ投げると思います。大谷がずっと初球をスイングかけているので、初球必ず振ります。振りにいったけど、ダルビッシュがちょっと力んでボールになると思います」
「それは見送る?」
「見送る」
「打ちにはいくけど」
「打ちにはいくけど」
「すごく具体的なんだけど、楽しみにしています」
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■ダルビッシュ対大谷…待望の初対決の結果は?■ダルビッシュ対大谷…待望の初対決の結果は?
こうして開幕を迎えた今年のメジャーリーグ。先発マウンドに立つのは、4度目の開幕投手となるダルビッシュです。
1回、いきなり大谷との初対戦がやってきました。
「注目の初球は、外にまっすぐ投げて力んでボールになると予想しましたが…」
「力んでのボール球」
「大谷くんもスイングかけていましたね!もしかして当たってるんじゃないの?!」
「これ当たっていますね、すごい!」
まさに、試合前に古田さんが「初球外真っすぐ投げると思います。(大谷は)振りに行ったけどダルビッシュがちょっと力んでボールになると思います」と言った通りでした!
勝負の結果は、スプリットで第1打席はショートゴロとなりました。
大谷を打ち取ったダルビッシュは続くドジャースの3番フレディ・フリーマン(34)との対決。ひざ元から入って来るツーシームで見逃し三振に切って取ります。
「体の近くから曲がって最後ストライクゾーンに戻ってくるボールです。フロントドアと言われます」
ダルビッシュ対大谷、2回目の対決は3回でした。
「カットボール、大谷の方にボールが曲がってくるんですよ。ダルビッシュは体の近いところに寄っていくボールを投げてわざとファウルを打たせているんです。ボールが体の方に近づいてくる印象をつけさせて、最後は体から離れていくボールでストライクになるを狙う。逆に曲がるボール、先ほどフリーマンを見逃し三振に打ち取ったボールを投げたんですが、ちょっと甘くなり大谷が軽く打ちました。ボールがすごい勢いで曲がっているんですけど関係なかった」
ヒットで出塁した大谷は、すかさず快足を飛ばして2塁へ。今シーズン初盗塁を決めます。
その後、ダルビッシュは満塁のピンチ…。空振り三振、吼えるダルビッシュは4回途中1失点、自責点はゼロと好投を見せました。
「(Q.大谷くんには私情は捨てるという気持ちでしたか?)ヒットを打たれた後、自分の中ではニコッとしてしまって、なんだかんだ情は入っていたんだなと思います」
「一球一球気合入っていたと思いますし素晴らしい球来てたので、苦しい打席でしたけどなんとか一本まず出て良かったかなと思います」
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■松井裕樹がメジャーデビュー「ピッチクロックの意識が…」■松井裕樹がメジャーデビュー「ピッチクロックの意識が…」
そして、パドレス1点リードの6回、松井裕樹がメジャー初登板となりました。古田さんは開幕前からある心配をしていました。
「ピッチクロックですよね。松井くんは投球を一球一球、時間をかけてしまうので、本人も気にしていたんですけども、ピッチクロック違反もありフォアボールを与えます。これは、正直言いますとキャッチャーがサインを出すのが遅いです」
「やっちゃったと思って、ピッチクロックの意識が、一瞬ちょっと飛んじゃって」
ランナーを出した松井ですが、スプリットでメジャー1つ目の奪三振を記録するなど、デビュー戦を無失点で終えました。
「日本のファンの皆さんはフォアボール出して三振とって僕らしいと思ってくれるのかなと思いますけど、ランナー出さないで明日以降頑張りたいです」
8回、逆転したドジャースはチャンスで大谷の第5打席を迎えます。ボール球を上手く運んでレフト前へ!今シーズン初打点を挙げた大谷選手の活躍もあり、ドジャースが開幕戦で勝利しました。
「勝てたのが一番かなと思いますし、終盤で逆転できるっていうのは強いチームじゃないかなと思うので。こういう試合が多ければおのずと勝ちが増えてくるんじゃないかなと思います」
ちなみに現地韓国の中継では、なんと古田さんが紹介される場面もありました。
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■“大谷vs松井”またもや古田さんの予想的中!■“大谷vs松井”またもや古田さんの予想的中!
翌日の第2戦です。開幕戦では予想大的中の古田さんが語るこの試合のポイントは…。
「(大谷は)きのうヒットも打って盗塁もして良いスタートを切れたと思うので、もうちょっと打球が上がることも起きるんじゃないかと思います。(開幕戦は)パドレスのブルペン陣があまり良いピッチャーがいなくてバタバタしていたので、松井裕樹との対戦が見られるかなと思っている」
ドジャースの先発を任されたのは山本由伸(25)。その立ち上がりは、まさかの1回5失点で降板となりました。
苦しい展開となったドジャースはそのウラ、大谷の第1打席、初球をライト前に弾き返します。
2回には1アウト2塁3塁、得点圏で大谷の打席が回って来ました。古田さんの予想通り打球は上がるもライトフェンス手前!犠牲フライで打点を挙げます。
5回には大谷の前を打つムーキー・ベッツ(31)が1号2ラン本塁打を放ちました。
大谷も続けるか…ライトへ鋭い当たりを放ちますがスタンドには届きません。
7回、4点を追いかけるドジャースは1アウト1塁で大谷。ここで、まさに古田さんが予想した「松井裕樹との対戦」になります。
「初球から打つんでね。あっという間でした。少し抜いた球だったんですが、この辺りは松井の気合勝ちでいいんじゃないですか、紙一重と言えば紙一重だったんですけど」
そして、放送席も大盛り上がりでした。
そして試合を決定づけたのは、通算313ホームラン、パドレスのマニー・マチャド(31)です。
壮絶な打ち合いとなった試合は15対11で決着。ソウルシリーズは1勝1敗のイーブンで幕を閉じました。
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■カブス・鈴木誠也 HRが止まらず…打率4割超■カブス・鈴木誠也 HRが止まらず…打率4割超
続いては大谷選手と同学年のカブス・鈴木誠也選手(29)。
日本時間17日のオープン戦第一打席、打球は左中間スタンドへ!5試合ぶりとなるオープン戦第2号アーチを放ちます。
第二打席、ヒットで出塁した鈴木選手は、オープン戦2個目の盗塁を決めます。
続く第三打席、大きな当たりは1本目と同じく左中間スタンドへ、この試合2本目は特大の1発でした。
「インサイドの球なんですよね。インサイド、普通だったらレフトポール際とか、そこに打つなら分かるけど、センター方向寄りに打っているんで非常に調子が良い証拠ですよね」
そして鈴木選手は23日、満塁で打席を迎えます。
ライトスタンドへの1発、オープン戦4号は満塁ホームラン。
鈴木選手のオープン戦打率は4割越え、29日の開幕戦に向けて絶好調です。
■レッドソックス・吉田正尚 復調の兆し
一方、直近5試合でわずかヒット1本と不調が続くレッドソックスの吉田正尚選手(30)。
日本時間22日のオープン戦、本拠地と似せた造りの球場で名物のグリーンモンスターを再現したフェンスに直撃のツーベース。
3試合ぶりのヒットで開幕に向け復調の兆しを見せています。
(3月24日放送「サンデーLIVE!!」より)