味噌の“紙”捨てる?捨てない? 実は「ただの紙」 “達人”オススメの保存方法
スーパーJチャンネル
[2024/04/16 19:59]
![](/articles_img/900002161_1920.jpg)
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味噌(みそ)の入れ物のふたを開けると入っている薄い紙。入れたままにするか?取って捨てるか?どちらがいいのか、調べてみました。
■味噌の達人「どういう役割を果たしているかというと…」
飲めばホッとする味噌汁。具材を引き立てている味噌は、日本人にとっては欠かせないもの。その味噌に付いている紙、みなさん、どうしていますか?
70代
「(紙は)そのままで、めくって使います」
「(紙は)そのままで、めくって使います」
60代
「(紙は)私、どかしていますね」
「(紙は)私、どかしていますね」
30代
「上がカピカピになっちゃうかと思って、とりあえず、そのまま(紙は)付けたまま」
「上がカピカピになっちゃうかと思って、とりあえず、そのまま(紙は)付けたまま」
味噌の乾燥を防ぐため?それとも、めくって使うため?味噌の上に敷いてある紙は取っていいの?取らない方がいいの?
大手味噌メーカー「マルコメ」の“味噌アンバサダー”として年間50回以上の出前味噌講座を行う、味噌の達人・須田信広さんに聞きました。
マルコメ マーケティング本部 須田信広さん
「この紙がどういう役割を果たしているかというと、ただの紙」
「この紙がどういう役割を果たしているかというと、ただの紙」
60代
「そうなんだ!」
「そうなんだ!」
70代
「あ!そうなの!」
「あ!そうなの!」
ただの紙?では、何のために入っているのでしょうか?
入れたままにするべき?捨てるべき?どっちでしょうか。
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■正体は“ただの紙”…オススメの保存方法は?■正体は“ただの紙”…オススメの保存方法は?
ご飯がすすむサバ味噌に、濃厚な味噌カツ。味噌には、おいしい料理がたくさん。そんな味噌に付いている紙。どんな意味が、あるのでしょうか?
須田さん
「この紙は敷いておいても、ただの紙なので、酸素を通してしまい酸化を食い止めることはできない」
「この紙は敷いておいても、ただの紙なので、酸素を通してしまい酸化を食い止めることはできない」
味噌の上に敷いてある紙の正体は、“ただの紙”。残しておいても、味噌の酸化を防ぐことはできないのです。
須田さん
「なんでこの紙を敷いているかというと、脱酸素剤が味噌に沈まないために敷いているだけ」
「なんでこの紙を敷いているかというと、脱酸素剤が味噌に沈まないために敷いているだけ」
紙の役割は、脱酸素剤という、味噌のパック内にある酸素を吸着する袋を守るためだといいます。つまり、味噌のパックを一度開けたら脱酸素剤も捨ててしまってもいいのです。
須田さん
「お店に並んでいる時には、脱酸素剤は力を使い果たしている。(脱酸素剤は)開封したら捨ててしまっていい」
「お店に並んでいる時には、脱酸素剤は力を使い果たしている。(脱酸素剤は)開封したら捨ててしまっていい」
70代
「あ、そうなの!」
「あ、そうなの!」
30代
「そうなんですか!全然知らなかった」
「そうなんですか!全然知らなかった」
紙を付けたままにしている人も多いようですが、紙が味噌を守るためじゃないのであれば、どうやって保存すれば?
味噌の達人が、おすすめする保存方法は…。
須田さん
「味噌の表面にピタピタとラップを張り付けて、空気にさらされないようにしてあげる。こうすることで、味噌の表面の酸化を防げる」
「味噌の表面にピタピタとラップを張り付けて、空気にさらされないようにしてあげる。こうすることで、味噌の表面の酸化を防げる」
味噌のパックは開封したら、紙と脱酸素剤を取り除き、味噌の表面をラップで密着させて保存すれば、長持ちするようになるといいます。
60代
「ふたを開けて(紙を)取って、ラップなんですね。そうなんだ」
「ふたを開けて(紙を)取って、ラップなんですね。そうなんだ」
70代
「あ、そうなのね。色々なことが勉強になったわ」
「あ、そうなのね。色々なことが勉強になったわ」
30代
「味噌って最近はやっている。自分の家で作ったりとか、結構よく聞くんですけど、全然知らなかったです」
「(Q.周りの人にも?)教えます。ぜひ、やってみます」
「味噌って最近はやっている。自分の家で作ったりとか、結構よく聞くんですけど、全然知らなかったです」
「(Q.周りの人にも?)教えます。ぜひ、やってみます」
味噌は保存場所にも注意が必要です。おすすめは冷蔵庫、もしくは冷凍庫。温度が低いほうが、味噌の性質に変化が起きにくいそうです。