松坂大輔「野茂英雄さん、藤川球児さんのような…」 西武・豆田泰志の武器“豆直球”
報道ステーション
[2024/02/17 08:15]
1
松坂大輔さんが、プロ野球次世代のスターを発掘する新企画「怪物のタマゴ」です。
■豆田投手 武器は「綺麗な縦回転ストレート」
松坂さん
「僕も久々に見るので、楽しみにしています。行ってきます」
「僕も久々に見るので、楽しみにしています。行ってきます」
西武の臨時コーチ・松坂さんが見つけた「怪物のタマゴ」は、高卒4年目・豆田泰志投手(21)です。
去年7月、支配下契約を勝ち取ると、リリーフで16試合に登板。失点、わずか1。怪物の片鱗を見せつけました。
松坂さん
「自分の球で一番自信のあるボールは?」
「自分の球で一番自信のあるボールは?」
豆田投手
「やっぱり真っすぐ。他の投手はもうちょっとスライダー回転とかシュート回転するんですけど。僕は綺麗に真っすぐ回る。周りと違う真っすぐを投げられていることが、僕にとっての持ち味かなとは」
「やっぱり真っすぐ。他の投手はもうちょっとスライダー回転とかシュート回転するんですけど。僕は綺麗に真っすぐ回る。周りと違う真っすぐを投げられていることが、僕にとっての持ち味かなとは」
他の投手とは一味違う“綺麗な縦回転のストレート”が豆田投手の武器です。
昨シーズン、投球の7割を占めたストレート。被打率は1割台前半、分かっていても捉えきれないストレートなんです。
松坂さん
「ボールの質的には、藤川球児投手のような、ちょっとホップするようなイメージはありますね」
「ボールの質的には、藤川球児投手のような、ちょっとホップするようなイメージはありますね」
火の玉ストレートを彷彿させるボールの質。その質を生んでいるのは、豆田投手の独特の投げ方です。
豆田投手
「振り抜きはこっちなので。指を縦にして振ると、シュート回転になる。ちょっと(指が)斜めになっている。その分、体を倒しているので、結果的には縦には振れている」
「振り抜きはこっちなので。指を縦にして振ると、シュート回転になる。ちょっと(指が)斜めになっている。その分、体を倒しているので、結果的には縦には振れている」
松坂さん
「僕みたいなオーバースローは、基本的に指が傾く」
「僕みたいなオーバースローは、基本的に指が傾く」
通常のオーバースローの場合、腕が斜めになるため、指も斜めになります。
ところが、豆田投手の場合は、体を傾けることで、腕と指が縦になります。それにより、綺麗な縦回転になるんです。
体を倒し、指を立てる豆田投手の独特なフォームは…。
松坂さん
「野茂英雄さんを見ているような。ちょっと体を傾けて、真上から」
「野茂英雄さんを見ているような。ちょっと体を傾けて、真上から」
野茂英雄さんのような体を傾けるフォームで、藤川球児さんのような質のボールを投げる。それが豆田投手のストレートです。
さらなる飛躍へ、今シーズン目指すのは…。
豆田投手
「今年は1年間、1軍で過ごすことが目標。今はタイトルを獲りたい。獲れるんだったら、新人王を狙って。今年はやっていきたいなと思います」
「今年は1年間、1軍で過ごすことが目標。今はタイトルを獲りたい。獲れるんだったら、新人王を狙って。今年はやっていきたいなと思います」
豆田投手のストレートは、ファンの間で「豆直球」と呼ばれ始めているそうで、本人も「豆直球」で覚えてほしいと話していました。
(「報道ステーション」2024年2月16日放送分より)